仕事の意義
みなさん、こんばんは。
今日、仕事とは何かを、私に教えてくれた打合せがありました。
お客様の経営者より
従業員の奥様が亡くなったので健康保険の死亡給付金について
本人へ説明してほしいとのことで、お時間をいただきました。
仕事がらまずは手続き優先ということで
私はいつものように必要な書類等について説明していました。
でも、その方は何か言いたそうな様子。
私は質問してみました。
「何かご不明点はございますか」
「あの…。私の手続きは待ってもらえますか」
「え?手続きが遅れてしまうと給付金の受給は遅れますが」
「良いんです。今は…」
「え?」
「安藤さん、大切な人を亡くすことは、とてもつらいですよ。
でも最近特にそれを感じるんです。彼女の名前が載っていた通帳やら、住民票から
名前が消えていくことを目にするにつれ、亡くなったことを受け入れることが…。
だから必要書類は落ち着いたころに安藤さんに連絡しますよ」
「・・・・・・」
そう聞いて私は言葉を失いましたし、何も言葉が出ませんでした。
同時に目頭が熱くなりました。
「申し訳ございません!」
としか言えませんでした。
仕事に慣れるにつれ
お客様のことを思えば迅速に手続きすることは正しいと思っていました。
でも、手続内容によっては、相手を思いながら進めることの大切さを
この歳になって、また気づきました。
本当に相手を思いやることを。
以前も自分の会社の社員から仕事の意義を教えてもらったことがありました。
大切なことは、忘れたころにまたどなたかが教えてくれるんですね。
M1:安藤貴裕
安藤さん
こんにちは!
人それぞれ色んな思いをもっているのでしょうね。
相手によってやり方を合わすということが本当に重要なことを安藤さんの記事から学ばせてもらうことができました。
ありがとうございます。