大阪視察 歩くことと戦い飲食店を経営しているチャーミングなリーダー
皆様 こんにちは 佐藤浩司です。
先週土曜日に厚生労働省専門官やA型事業所を行っている
A型事業所が集まり、連絡協議会がありました。
専門官の法改正があり、働く広場に掲載されている和歌山の
スーパーさんわさん等、事例紹介と自己紹介があり、取り組みや
課題等を共有しました。
共通しているのは、刺激を受け、従業員も素直で 明るくなり、
結果、会社の業績が良くなっている。ということです。
今週は、先天的な下肢障害が有りながら、飲食店を経営している
mana kitchenの山本麻未さんです。
現在の場所は、9ケ月で、移転前は、数年行っていたとのこと。
mana kitchenとても優しい空気の漂う飲食店です。
麻未さんの優しい人柄がこの雰囲気を作っているんでしょうね。
食事をいただきながら、人生観、家族との関係性がメインになりました。
食事を頂きながら、やや驚きつつ、どの家庭もそうなのかな?と
思ったことは、すれ違いと言いますか家族間での「ガチンコ」を
することが多くあるということです。
歩きづらいだけなので、母としては、は、娘の障がいを認めたくないと
思っていることと、隠したいと思っていること、自立して欲しいと
思っていることが入り交り、複雑な気持ちなのでしょうけれども、
厳しく当ってしまう。
娘は、不自由であることは事実で、手帳も取得していない…。
母親の気持ちを考えるとそれも解かりますが、不自由なことで、
行動したり、見られたりするのは、本人で、母親ではありません。
親としては、認めたくないのでしょうけれども。本人が年齢を重ねて
行くうちに手帳が無い場合、福祉的なサポートを得ずらいと思います。
果たしてそれが幸せか?
自力で頑張ることは、理想的なことですけれども、先天的なものは、
医療としても治療が難しい・・・
果たして、どう捕らえたらよいか?福祉では、福祉にしかできないこと
親には親にしかできないことがあり、企業には企業にしかできないこと
があります。お互いにお互いの立場を理解し、歩み寄り、つながること
が重要ととても感じたインタビューでした。
インタビューで感じたポイントや改善点、研究してみる価値がある
かと思ったのは、2点あります。
第一に人間関係改善のためには、我々第三者が間に入り、「鏡」の役割、
つまり、自分自身を客観的に見れるように仕向けることが重要です。
人間は、とかく自己中心的であるからです。。。
麻未さんはじめ、障がい者は、何らかの負い目を感じていて、
麻未さんの場合は、お茶くみ、ビールを注ぐことが出来ないので、
スタッフに申し訳ないと思っている。。。
また、インタビューのように親子間の話は、第三者には、
本任から言っていただかないとわからないため、我々が
「話を聞く」姿勢を常に持ち続けることです。
その心情を察すると障がい者や障がい者親へのサポートは、
不充分なように思います。皆か関心を持って頂きたいと願います。
第二に障がい者は、一般就職が厳しく就職が困難ば場合が多く、
起業される方も多いですが起業制度は、私自身不十分ではないか
と思います。障がい者を雇用した場合は、一定の補助金を得る
ことはできますが、経営者自身(代表取締役)が障がい者の場合
そういった制度はありません。
障がい者の起業も健常者の起業も全く変わりません。
サポートスタッフ、業界研究、訓練を含め、生活のため、継続のために
ロケットスタートを切るわけですから、相当なエネルギーを費やします。
起業時の賃貸(保証金、仲介料、前家賃)の補助、実習を受入れる
企業への補助金増額、視察受入等、に補助金が支給されると
障がい者雇用を肌で見て、一般の企業も「よしやるぞ!」という
気持ちになるのではないかと思いますし、、雇用創造も出来ると
確信しております。
先般、麻未さん始め、夜数名の仲間と食事を一緒にさせて頂きました。
その後の感想です。
——————————————-
先天的な下肢障害が有りながら、あるからこそ、障害について、
あえて向き合わずに、ここまで過ごしてきたように思います。
ただ、それはやはり不自然ではないかな、私に出来ないこと
があるのと同様、私にも出来ることと、私にしか出来ないことも
あるのではないかな、でも、何をしたら良いのか分からないし、
どこから始めよう…?と考え始めていた矢先に小生に知人と
知り合い、知人からお声掛けを頂き、現在に至ります。
昨日、皆様とお話させて頂いて、自分が如何に無知であるかを
痛感しました。無知なまま何かを始めると、それが善意で
も人を傷付けてしまうと思います。でも、知識を蓄えきるまで
動かないとなると、いつまで経っても何も出来ません。
昨日のような勉強会に、これからも参加させて頂きながら、
出来ることから始めたいと思います。ありがとうございます。
————————————————
この前向きな感想を見て皆様どう思われましたか?
自分の人生に真剣だからこそ、いつかは自立しなければならないと
思っていること、年齢を重ねれば、重ねるほど、我々は、大事なことを
忘れつつあります。
人間は「人の間」と書きます。そして、「助け、助けられている」と
改めて、原点に帰り、しっかり、自分のできること、役割や使命を
しっかり行っていこう。と元気をいただきました。
佐藤さん。福祉には福祉、企業には企業、親には親。本当にそうですね。かつては行政がすべてのような論調があって悩んだ時期がありました。
佐藤さん
こんにちは!
>昨日のような勉強会に、これからも参加させて頂きながら、
出来ることから始めたいと思います。
麻未さんが、一生懸命前向に生きて行こうとしている様子が伝わって来ます。
自分が果たして何ができるかを改めて考えてみたいと思いますが、何もできていない現実に反省するばかりです。