落葉

野口具秋です。

六義園の公孫樹の大木が黄金色の葉を
幹一杯飾り立てています。
サイクロトロン研究で名高い理化学研究所跡地にある
診療所での2カ月に1度の受診日です。
ここも数十mの巨大な公孫樹が目を楽しませてくれます。
しかし、あらたか落葉していて青空が突き抜けています。
その代り、設えた遊歩道は一面の黄金のじゅうたん模様です。

真新で、真青な畳が朝の日差しの中で
爽やかな色合いと香り立っています。
何年振りに畳替えをしたのだろうか。記憶に遠い。
重厚な家具はいかにして移動させるのかな。興味、深々です。
小柄な職人さんが、うんしよ、こらしょ、とで移動させます。
この時代でも道具は使わないのです。

日曜日の午後は長い、長い習慣で
FENの「アメリカン・カントリー・カウントダウン」を
聴きながら3時間を過ごします。
ふと気が付くと番組が消えていました。
ラップ・ミュジュックが流れていてガッカリです。
アメリカ国内でもカントリーのファンは
15%くらいでマイナーです。
ネイティブにも見放されて落日のジャンルなのでしょうか。

愛好者として55年間を過ごしています。
半世紀の間に同好の士は極めて少なく5人しか記憶がありません。
タワーレコードのコーナーで行き会う人は希で、
過去に3人以上いたことがないのです。
それでも銀座の「ナッシュビル」に連れ立って
行ったこともあります。
日本のカントリーを代表した、ジミー時田、寺本圭一、小坂一也、
尾崎紀世彦,いかりや長介、ウイリー沖山も過去の人となりました。

何気に、夜遅く土曜日入浴中、放送に出会いました。
「アメリカン・カントリー・カウントダウン」は
かろうじてオンエアーしていました。よかった。

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