みなさま、おはようございます。
M１の杉山宏です。

先日、コミュニティ・ビジネスの授業で
ココ・ファームワイナリーを訪れた際のことです。

（当ワイナリーでは、知的障がい者の方々の支援施設
こころみ学園の生徒たちが栽培し摘果したぶどうでワインを作り、
瓶詰め作業なども学園生に委託しています。）

ワイナリー見学をさせていただきながら、
お話を伺った中で、特に印象的だった言葉がありました。

「学園のこどもたちは、
外国旅行に行くとか、自分の子どもが成長するというような
喜びはありませんが、この寒さの中でがんばって作業をして、
帰ってきてお風呂が温かくて幸せ、
そのようなことに心からの喜びを感じ、それが次の
モチベーションにつながっていくのですよ」

それをきいて、自分が普段喜びと思っていることは
果たして何なのだろうかと、考えてしまいました。

見つけようとすれば、喜びはたくさん存在している毎日の中で
小さな幸せは当たり前になってしまっている現状が、
今のわたしにはあります。

創設者の故・川田園長は、
毎日の厳しい農作業、その誠実な営みを続けていく中で
こどもたちは生きる感動を覚えるようになっていったと
著書の中で書いておられますが、

「生きる感動」
きっとそれは、とてもシンプルなことなのだと
思います。

そして、誰もが感じられることなのだとも思います。

人ぞれぞれ大切なことは違うかもしれませんが、
本当の喜び、幸せとは何かを、みなさまも一度
考えてみてくださいね