NPO法人六星さんを訪問して

みなさま、おはようございます。
M2になりました杉山あづみです。

先日、浜松のNPO法人六星さんにお伺いしました。
六星さんは、視覚障がいのある方々の支援事業所です。

代表の斯波さんがおっしゃっていた
「障がい者がまちにでることがまちづくりにつながる」
という言葉が印象深く残っています。

今の日本では、障がいのある人はまだまだ外には出ていない。
そうすると、健常者が障がい者に接する機会が少なく、
どのように対応してよいのかわからない。
また、建物でも道路でも、障がい者がまちへ出て行かないと
なかなか利用しやすいものになっていかない。
まずは外へ出て行くということが、まちづくりにつながる。
障がい者が住みやすいまちとは、どんな人にとっても
いいまち。だから、障がいのある人は、
もっと積極的に外に出て、まちづくり、ひとづくりに関わろう、
というわけです。

自らが、まちをよりよく変えていける当事者なのだという
視点は、長年障がい者のサポートに携わってきた
斯波さんだからこそ言えることなのかもしれません。

でも、この視点こそ、
これからの時代にはなくてはならないものではないでしょうか。

障がい者、外国人、子育て中のお母さんなど、
日頃声の小さい方々を主役にして、
みんなでまちづくりを考えていくことは、
とても重要なことだと思います。

坂本ゼミに入って一年、
障がい者雇用に熱心な会社を多く視察させていただいてきましたが、
まだまだ教わることばかりです。

六星さんを訪問して、今年は企業視察に加えて、
障がいをもつ当事者の方の生の
声を、より多く聞いていきたいと強く感じました。

その上で、働くとは何なのか、人の幸せとは何かを
考えていきたいと思います。

坂本光司教授 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「NPO法人六星さんを訪問して」への2件のフィードバック

  1. 杉山さん
    おはようございます!
    健常者の我々は、あまりに障がい者の皆さまとの接点がないことを反省するばかり。
    勉強になります。

  2. 「声の小さい方々」という表現はとても心に響きます。
    この四月から坂本ゼミでお世話になっていますが、私はこういった「声なき声」の代弁者にならなければ、と思うようになっていました。
    M1滝川裕美