強き正義のヒーロー

「水戸黄門」・・・

子供の頃、私たちは正しく生きろと教えられて育った。

 正義のヒーローが活躍するテレビ番組は、分かりやすい勧善懲悪を示してくれた。正義は圧倒的に強く、正義はいつも正しく高潔で、悪はいつでも卑怯でどこか間抜け。そして、最後に正義が勝った。悪いことは割に合わない。悪事が栄えることはないと教えてくれた。私たちは子供のときから、正しい行いとは何かを教えられ、正しく生きることを躾られてきた。

 しかし、社会に出たらどうだろう。世間では、弱い者を虐める。卑怯な行いをする。自分のために嘘をつく。欲深く我侭を押し通す。友達が悪いことをしていたら一緒になって加担する。

 もはや、この国に分かりやすい正義は消えてしまったかのようだ。それならいっそ、正しいことをするなと、教えてくれなかったのか。正直者は馬鹿をみる。長いものには巻かれよと、諭してくれなかったのか。

 ところが、子供が生まれて、自分が大人になると、自分の子供には「正しく生きろ」と教える。
もし自分の子供が、友人の解答用紙を挿げ替えて、合格点をもらったら・・・。「そんなことはしてはいけない」とお説教をしないだろうか。

 そう子供にお説教をした翌日に、親は食品ラベルの偽造をせっせと行うのだろうか?

 正しい志を持っている人が不正に手を染めるのは力が弱いから。他人の不正を咎めるほど強くは成れども、、自分だけは悪事に手を染めない。そういった人達が増えれば、圧倒的な強さを持つ正義の味方が現れずとも、正義が通る。

 いま、正しい経営はマイノリティ。 でも、正しい経営者が増えれば、きっと正義は通りやすい。

D1 岩崎

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