人手不足を回避するためには人本経営の愚直な実践しかない

とうとう人手不足倒産が現実化しました。人手不足倒産の時代がやってきたのです。
「人手不足」関連倒産 1-4月で「求人難」型2件、「従業員退職」型3件

景気回復がトリガーになって、人を大切にしていなかった企業から労働者が逃げ出しています。そして人手不足が理由で倒産する企業が出始めました。

人口は毎年毎年減っていきます。

15~64歳の生産年齢人口の減少率は総人口よりも深刻で、総務省によれば2013年10月時点で前年より116万5千人減って7901万人と32年ぶりに8000万人を割り込んでいます。
生産年齢人口、32年ぶり8000万人割れ 総務省推計

人手不足を理由にした大型企業の倒産が事態の重大性を決定的なものにするのではないかという気がしてなりません。

その時期がズバリ2015年なのではないかと感じ始めています。
そして、社会全体が大きく価値観を変えていくことになるのでしょう。

人手不足を回避するためには人本経営の愚直な実践しかない

人手不足の状態にならないためには、新たに人を採用することよりも、今いる社員に離職されない職場をつくることを優先して経営改革をしていく必要があります。

経営者が、リーダーが、「本気で人本経営を目指す」と宣言すれば、とりあえず社員は離職を留まることでしょう。
その後、確かにそのことが実感されるようになったと感じるようになれば、離職者はほとんどいなくなります。

そうして社風がよくなっていけば、確実に採用面も好転してくることは確実です。
その職場の雰囲気に憧れてくる入社希望者を継続的にゲットできるようになるでしょう。

マクロ的な「業績軸」の数値で考えていると悲観論になりますが、ミクロ的な「幸せ軸」の状態で俯瞰すると明るい未来が待っていると楽観できるのです。

さあ、人本経営へ!

人を大切にする会社づくりのトータルプロフェッショナル
小林秀司

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