働くことの威力
皆さま、おはようございます。
M2の杉山あづみです。
一昨日、カンボジアでの地雷撤去・被害者支援や、ウガンダやコンゴでの
元子ども兵の社会復帰支援などを行っているNPO法人、テラ・
ルネッサンス代表鬼丸昌也さんのお話をきく機会がありました。
アフリカ紛争地域の子ども兵の、耳をふさぎたくなるほど
悲惨な状況から、運よく保護された子どもたちに対する
社会復帰への支援の取り組みをきかせていただく中で、
ハッとする言葉がありました。
元子ども兵が、人間性を取り戻すために、
社会復帰に向けて前へ一歩踏み出すために、
何よりも効果的なこと。
それは、「働くこと」だと、鬼丸さんは言ったのです。
子ども兵は、大人兵の命令によって生まれ故郷の村を焼き払ったり、
親を殺したりしているため、保護された後も、自分の村へ
帰ることができない、帰れたとしても周囲に受け入れてもらえません。
そのような状況下で、なんとか生きていく力を取り戻していくために、
働くことが希望の光となるのだそうです。
社会復帰支援を受け、手に職をつけて働いて得たお金を見て、
初めて、誰かの役に立てたという喜びを感じられるのだそうです。
「人の究極の幸せは、働くことで得られる」
坂本先生が、いつもおっしゃる言葉です。
遠いアフリカの傷ついた子どもたちもまた、
働くことで救われていたのです。
改めて、「働くこと」の威力を、思い知らされました。
現在、日本の社会では、働くことはつらい、
大変だと捉える傾向があるように思います。
それは、誰の役にたっているのかわからなかったり、
何のために働いているのかわからなかったり
するからなのかもしれません。
本当は、働けることがとても幸せなことだということを
知ることができたら、少し何かが変わるかもしれません。
働くことの本質を今一度考えてみる、
そのような機会をつくることも、人を大切にする経営学会の
役割の1つかしら、などと考えた次第です。
杉山さん
おはようございます!
病気になると健康のありがたさを感じると言います。
働いている人が急に働けなくなると働く喜びを感じるのでしょうね。