素敵なクリスマス

今日はクリスマスだ。
外は綺麗なイルミネーションが輝いている。

現在僕は、株式会社ウェルテクノスと株式会社ソエルの代表取締役であるが、
二つの会社共、冬の賞与支給日がクリスマスの日だ。

特に今日は、株式会社ソエルの設立記念日でもある。

平成15年10月、1人で就労支援活動をはじめたころからを思うと、実に不思議な日々であった。
その前の福祉大学での学びをいれると、実に13年にもなる。

長くを病院で過ごし、3度の脳梗塞、長い長いリハビリ、2度の心臓手術など、振り返れば滅茶苦茶な日々だった。

それでもお陰様で、2つの会社共黒字となり、スタッフも今では両方合わせて23人になった。

辞めない、定着しているのは、経営者としてこの上なく嬉しい。

今日は2つの会社共、賞与の明細をお礼とともに全スタッフに手渡しした。

とくに嬉しかったことは、株式会社ソエルでの、難病や重度身体障がい、知的障がい、2つ以上の重複障がい、重い精神障がい、発達障がいなど、どちらかというと他に働き口のない、ソエルが出来ていなければ福祉施設で工賃1万円程度であった可能性のある人も、得意分野を伸ばし、堂々と黒字化している姿である。

特例子会社には、親会社の事業予算に特例子会社の運営費を入れ込み、単独では赤字であるが、連結で黒字のところが多い。

しかし資本金2,000万からスタートし、使い切ったら終了という中で、彼らや彼女たちの可能性を信じて、ひたすら耐え続けての念願の単独での黒字化であり、堂々と皆が団結して稼いだお金である。

胸をはって賞与をもらって、今まで育ててくれたご両親に感謝して、無理せず頑張って欲しいと伝えた。

僕は重度の障がい者であるが、障がい者だからといって、消極的に生きることは大嫌いである。
負けず嫌いでもある。

そんな僕であるが、障がいに負けずにここまでこれたわけでもなく、打ちのめされ、弱音を吐きながら這い付くばって来たのがほんとのところである。

僕が示せるものは、負けて打ちのめされても、這いつくばって障がいに負けない生き様を示すことだけである。

障がい者の就労支援も障がい者雇用も、華々しいものではない。
実に地道で忍耐の要求される道である。

辛い障がいや重い病気を受け入れ、前向きになれた時にはじめて、可能性が生まれるのである。

永遠のM1 服部 義典

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「素敵なクリスマス」への2件のフィードバック

  1. 服部さん
    おはようございます!
    >胸をはって賞与をもらって、今まで育ててくれたご両親に感謝して、無理せず頑張って欲しいと伝えた。
    きっと皆さん喜んでくれたに違いありません。
    >僕が示せるものは、負けて打ちのめされても、這いつくばって障がいに負けない生き様を示すことだけである。
    服部さんの生きた方に敬服すると同時に健常者なら尚更努力しなければいけませんね。
    障がい者雇用の件で色々と教えて下さい。