世界的企業も人本経営の時代が来た!

先日、家具小売り世界最大手イケアの日本法人、イケア・ジャパンのピーター・リスト社長のインタビュー記事を読みとても感銘を受けた。

イケア・ジャパンでは昨年の9月から従業員の7割にあたる2400人のパートを短時間勤務の正社員に切り替えた。

なぜ、パートを正社員化したのかと言う問いに対して

「正社員だろうがパートだろうが区別せずに、従業員一人一人の才能を平等に引き出す環境をつくりたかった
パート社員は『私はパートだからここまでしか出来ないと』とか仕事にブレーキをかけている。これを取り払えば
従業員が最大限のパフォーマンスを出せる組織に変わると考えた」からだと。

正社員化は3つの勤務時間から自分で選ぶことができ、ポストや仕事の内容が同じなら、時間の長短は関係なく
フルタイムと同じ賃金で、昇格、昇給のチャンスもあるという。

従業員のライフスタイルや人生においての環境の変化、育児、介護などにもその時々に応じて働き方を選べる
ようにしているという。

この考え方の根底にはイケアの持つ企業風土があるという。それは
「あなた(従業員)が成長すれば、イケアも成長する。従業員とともに会社も成長するパートナーの
ような存在でありたい」という気持ちの表れだと。

正社員化によって人件費の負担が数億円増えるが、
「これは人に対する投資だと考えている。新店舗の土地取得費用と同じ戦略投資なんだ」と

また、業績低迷でも雇用は維持できるかと言う問いに
「長期的な視点で成長を目指しているので、景気変動による短期的な浮き沈みが出ても気にしない。仮に
業績が低迷したとしても皆で知恵を出し合い挽回を目指して力を合わせてくれるはず」と

これは正に人本経営だ!
世界的企業も人を大切にする経営にシフトしていると感じる内容だった!

またさらにイケアファンが増えていくことは間違いないと感じた。

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「世界的企業も人本経営の時代が来た!」への2件のフィードバック

  1. 西森さん
    こんばんは!
    イケヤは家具小売正解最大の企業なのですね!
    そういえば中国上海にも目立つ看板がありました。
    外資系の企業がそういう経営になるということは、少なからす周りに影響を与えることになりますね。