第4回「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業の顔ぶれ

先週、第4回「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」が発表されました。
今回の受賞企業は4社。いずれも経営のレベル、質が高い企業ばかりでした。
以下、ご紹介いたします。

★四国経済産業局長賞
株式会社四国管財
 高知県高知市

ビルメンテナンスという業種で、人を大切にしていくことで、ぜひここで働いてみたいという魅力ある会社へ変革していった取り組みは他に模範になります。15年、無借金経営を継続しています。適正価格で受託できる顧客との信頼関係を築けたことが要因です。そのためのクレーム対応やスペシャリストの育成、平素の人材育成に見るべき取り組みを感じます。65歳になって以降は給与を下げないという方針にも好感が持てます。障がい者雇用も他社から指導を仰がれるほどに成果を出しており立派です。

★中小企業基盤整備機構四国本部長賞
株式会社あわしま堂
 愛媛県八幡浜市

家庭での時間を大事にするため、ほとんどの社員が定時に帰宅できるまで時短を進めています。未来工業なみに月300から400もあるという提案制度が機能しています。社員一人ひとりが知恵を出し合い考える経営がすでに企業文化となっています。社内結婚も多く、社員の幸せが多く実現できていることを推察されました。賃金も毎年ベースアップが出来ているということでした。派手さはありませんが地域に根差して堅実な経営を重ねてきています。

★中小企業基盤整備機構四国本部長賞
有限会社協同回収
 香川県三豊市

74歳の高齢者が心から喜びに満ちて働いていました。自分が納得できるまで職業人生を全うできる会社でした。障がい者が4割、一般就労していました。全員正社員、健常者と同一に賃金テーブルで雇用されています。見事な障がい者雇用を実践しています。女性が家庭の事情を最優先して働くこともできる職場でした。まさしく人本経営を実践していて見事でした。創業者が一代でここまでの会社をつくりあげていることに驚嘆です。

★奨励賞
市岡製菓株式会社
 徳島県小松島市

21世紀は共生の時代ということを意識して女性が働きやすい職場づくりに取り組んでいます。全社員に占める女性割合65%、 営業職社員の女性割合91% 。育児休業最大3年。子育てしな がら働ける環境整備を促進。社長との距離が近く何でも言える組織風土があると社員の弁。そのために経営情報は全部開示しているとのことです。ROEを気にせず自己資本比率にこだわるという経営が印象的です。

四国はまさしく人本経営先進地区ということを実感させられています。

プレスリリースはこちら
http://www.smrj.go.jp/shikoku/dbps_data/_material_/branch_shikoku/pdf/2014ichiban-press.pdf

内閣府地域活性化伝道師 小林秀司

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「第4回「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業の顔ぶれ」への3件のフィードバック

  1. 小林さん
    おはようございます!
    四国管財はあまりに有名な会社。
    他の3社は初めて聞く名前ですが、大賞受賞企業ですから素晴らしい経営をされていること間違いないと思います。一度お話を聞いてみたいです。

  2. 村田さん、知野さん
    いつもありがとうございます。
    来週、表彰式に行ってきます。
    天彦産業の樋口社長が講演されます。