ル・クロの黒岩オーナーシェフもやはり苦労人
3月2日に「人を大切にする経営学会 第2回優良企業研究・見学会」で訪問させていただいた大阪市のフレンチレストランの「ル・クロ」さん。
昨年の12月末には結婚記念日でサプライズディナーを夫婦で楽しんだ。
コンセプトは「お客様の求めている事を察し提供すること」。
黒岩オーナーシェフの講演、スタッフの方々の生の声、DVD映像から黒岩さんの心を知った。
小学校では小児喘息で学校に行けなかったこともあった。お父さんもお母さんも働いているので、家で黒岩少年が
料理を作っていた。ある日、PTA参観日が家庭科の授業で先生が「キャベツの千切りができる人、手を挙げて」と言った。黒岩少年だけが挙手した。見事な包丁さばき。今まで無視していた同級生や半信半疑だった先生からも親からも拍手喝采となった。もちろんお母さんも喜んでくれて、黒岩少年が初めて自分を認めてくれて、必要とされたと思いコックの道を志す。その後、借金取りや両親の離婚があり大変な苦労を知る。
大阪あべのの辻料理専門学校に学び渡欧する。スイス、ドイツ、フランスのレストランで修行する。スイスではドイツ人のフーバーさんから「スタッフは家族」と教えられる。世界各国から来ているスタッフ、毎日15分間絨毯を敷いてお祈りの時間をするスタッフあり、フーバーさんはスタッフの皆さんで協力しあえと教えてくれた。英語をしゃべれない黒岩さんにはスタッフのトーマスさんがマンツーマンで付いてくれた。
そんな体験が黒岩オーナーシェフの「スタッフは家族」につながっている。多くの方は食べ物はテクニックがよければと思う。
叶匠壽庵は和菓子を売っているのに、心を打って久しいと言われる。
ル・クロは、「お客様の求めている事を察し提供すること」。
両者に共通点がある。障がい者への心遣いだ。叶匠壽庵は障がい者雇用にも力を入れている。ル・クロさんは、横浜市の障がい者がチョコレートを作る「ショコラボ」さんを技術面と心の支えをしている。食べ物、料理は心、スタッフ・社員の和が大切だ。
3月7日土曜日夜の黒岩さんのFacebookへの投稿です。
本日も最高のウェディングを終え、いざパリに向かいます。今回は家族5人での渡仏です。\(^o^)/いつも私の心の支えである家族に感謝の旅行のプレゼントです。そしてパリ店のスタッフと言う【ル・クロファミリー】に早く会いたいです❗️^ ^早くありがとうを伝えに!では今から飛びます。
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