黒船襲来

野口具秋です。

小さな黒船が貧相な我が家を襲いました。
春から小学校に入学する長男の娘
音舞(あまね)は初めての来襲です。
てんやわんやの3日間の始まりです。
5歳の女の子はとてもおしゃべりで活発で、お茶目です。
家に入った瞬間から、我が物顔に部屋を独占します。
1歳ころ人見知りが激しく
1時間半泣き叫んでいたことを言うと
「忘れた」と知らん顔です。

朝、ゲストルームからあたふたと降りてきて、
リュックを手にします。
どうしたのと聞くと
「ちょっとね」「シャワー浴びなければね」。
おねしょをしても、あくまで女子は、
澄まし顔で淑女なのです。
着替えて戻ってくると、
ちょこんと、グランパ(私のこと)の膝の上で
上手にお絵描きを始めるのです。
ポニーテールをなびかせ、可愛さ絶好調です。

ディズニーランドや上野動物園で
ジャイアントパンダやレッサーパンダを
初めて観て、ご機嫌の春休みプレゼントです。
「幼稚園を卒業するのは少し悲しいけれど、
小学校に入ると新しいお友達ができるから楽しみ」
としっかりしたことを言います。

一日明け、八潮の琴クンが気合十分で登場してきました。
ここに孫2人が来るのは、誕生以来初めてのことなのです。

2人の孫は年に何度も会っているようです。
10分もすると、2人で遊び興じています。
わが書斎でお絵描きをしています。
どうも女の子が一歩先を行きます。
琴クンが「朝霞のジイジ」と呼ぶと、
音舞ちゃんは「グランパ」と呼び返します。
「フン!」「グランパなの、集中しなさいよ」と、
たしなめられていて、思わず笑ってしまうのです。

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