失ったモノと取り戻したモノ

4月24日、義肢装具サポートセンターへ坂本先生に同行させていただきました。
以前、歯の方、義歯をつくっていた私はとても他人事とは思えず、ぜひお伺いしたいと思っておりました。
身体の一部を失うことは本当に辛く悲しい事だろうと思います。
それに比べて、歯を失ってもあまり危機感を感じる方を見たことがないのは私だけではないと思いますが、歯磨きの大切さと入れ歯とは結びつかないのでしょうか?

荒川区南千住の駅の横にあるこのセンターは、診療所、入所施設、製作室、リハビリ室と至れり尽くせりです。
普通は分かれていますからトータルでのケアは難しいのですが、ここでは自分だけではない、仲間がいて義肢装具の使い心地まで話し合える環境が整っていることに驚きました。
ここで義肢装具士として働いている方々は患者様のことを想い心を込めて丁寧に作っている姿に頭が下がる思いでした。
スポーツ用義足の第一人者の臼井さんは様々な仕事を経てこの仕事しかないと思ったそうです。

実際にパラリンピックで活躍する選手の写真もあり、本当の意味で人のための仕事なんだと思いました。
値段は聞いて驚きましたが、関節部分だけで、車1台買えるものまであるそうです。しかし、値段ではなく、もう一度歩きたい!と言う思いに応えてオーダーメイドのものを日々作りリハビリをして、いつもの生活に戻れるようにサポートしていることに改めて羨ましくも思いました。
“入れ歯リハビリセンター”なるものはどこにも見たことがありません。義歯を作ったら調整こそしますが、機能回復のためにリハビリなんてありません。
患者様ご自身で、食事の練習になりますがこれが大変です。「食べる時ははずすんじゃ!」「わしゃ、土手でたくあんを噛めるよ!ハッハッハ」なんて言う方もいたりして、戸惑うことも多々ありました。
それでも新しい入れ歯は嬉しいのか、「また来るよ!」とすっかり憩いの場になっていた職場に勤めていたことを懐かしく思い出しました。

何かモノを作って、ポッカリ空いた心の穴を埋めることは出来るのかなあ?
材料は何かな?毛糸、布、木材、粘土、コンクリート、パテ…

滝川でした。

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「失ったモノと取り戻したモノ」への2件のフィードバック

  1. 滝川さん
    おはようございます!
    人の空いた心がこういうもので充足できると思うと素晴らしいことをなさっていると思います。まさに感動のお仕事ですね。