常在戦場

M2 瀬賀孝子 です。

 坂本教授の「中小企業論」を再聴講している。教授は時折、ご自分の
生き方を話される。それを聴くと私はいつも「常在戦場」の言葉を思い浮か
べるのだ。

 「常在戦場」は、江戸時代の長岡藩初期の時代を治めた牧野家の「藩是」
である。長岡藩は、今の新潟県長岡を中心とした地域だ。。
 意味は、戦国時代は終わり平和な江戸時代になった。しかし、明日は命が
ないと思い、常に戦場に在るがごとく、今を一所懸命に生きよ! ということだ。
 長岡藩の初代藩主「牧野忠成」は、徳川家康の天下取りを支えた「異能」
であった。関ヶ原の戦いで失態を演じたが、その後の諜報活動などで家康に
貢献し長岡藩を与えられた。

 新潟県は本州列島の縮図のような形で、北から南まで移動するのに4~5
時間を要する。長岡は真ん中あたりの地域で中越地方と称される。信濃川の
中流地域で、かつては雪が4~5メートルほど積もったらしい。
 信濃川の恵みと過酷な自然と「常在戦場」の教えで、この地域の人々は
生きてきた。

 中越地方には、グローバル社会となる以前から「世界に目を向けた企業
戦略を練る骨太い企業」が集積している。
 坂本ゼミとご縁が深まりそうな”フジイコーポ―レーション”もこの地方に
在る。

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