北海道光生舎

社会福祉法人 北海道光生舎に、中小企業論の授業で出会いました。

創業者の高江常男氏自身が片目は義眼、両腕がない、というハンディがありました。

「両手のない自分が仕事を見つけてようやくメシが食えるようになった。今度はこの障がい者の人たちの仕事をなんとかして見つけたい。それが叶わないなら自分たちで仕事をやるしかない」

と10数名の炭鉱事故で障がい者になった方の生活を守るため、昭和31年クリーニング業を始めます。

腕がなくてもできる仕事、足がなくてもできる仕事と、仕事を細分化することで、業務を回せると考えました。

創業から約60年、幾多の苦難を壮絶な闘いで乗り越えて、北海道光生舎は資本金31億円、社員数509名、売上高46億円にまで成長しました。

詳しくは以下のHPに創業者、高江常男氏のストーリーが載っています。経営の真髄があるように思いました。ぜひ、お読みくださいませ。

http://www.koseisha.or.jp/bigeagle/200709.html

以下は、中小企業論での、坂本光司先生の語録の紹介です。

◎徳の教育をすれば、子供は才の教育を自分で自発的に行う。残念ながら、今の日本は才の教育になっている。

◎いい経営者、偉大な経営者は、苦労をしている。苦労は買ってでもしろ。

◎経営とは家族のこと、ぬくもりのある経営が、経営の神髄。

◎トップが変わらずに、下手に課長さんが正義心を発揮すると殺される。ならば、会社は変えられなくても、自分の課の職員と家族を大切にしなさい。すると隣の課も真似をしてあのようにしよう、と変わるから。

お読みいただきありがとうございました。みなさまの毎日が癒やされますように。
M1、本田佳世子

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