東芝の再建 外部から女性のトップを招き、雇用は守って欲しい!

トップ(前社長と現社長)がとんでもない不正をしていた東芝。

内部告発なのか?
監査法人は何をやっていたか?
意図的な不正を見破るのは難しいかもしれません。

3.11が原因かと思ったがその前からのようだ。
この記事を見た時に2つのことを思った。

1.企業の経営資源は、人、モノ、金と言われ3つを並列に考えている場合が多い
が、人(トップ)次第だ。
  100%人だ。と言い切って良いと思う。

2.この再建は外部からトップとして女性を招くこと。

社会的批判を浴びて売上の減少が予想される。弱い立場の派遣社員、パート社員等の
雇用を維持するかどうか。
前社長も現社長も往生際が悪いようだ。かつては土光さんが救ったが、21世紀は女
性の時代、女性のトップが救うと思う。

たまたま、机上に、私が通う、法政大学大学院、坂本光司研究室の先輩の特任研究員
の笹尾 佳子さんが七夕にダイヤモンド社から出版した「業界未経験で、初めて企業
再建いたしました。リクルートから介護会社の経営者となって2年でV字回復!」が
あった。倒産寸前だったが、大幅な人件費等の削減は行ったが「社員の可能性を信
じ、社員を大切にしたこと」がV字回復につながった。

JALの再建は見事だという評価が多いが釈然としない。権利ばかり主張して義務を
果たさない一部の組合の社員は別として、多くの社員を解雇したことが釈然としない
のだ。本人、家族の生活が崩壊した。
役員、幹部社員の賞与なし、給与の大幅減額で、弱い立場の派遣社員、パート、等の
社員の雇用と給与は確保して欲しい。

坂本研究室・ゼミの夏合宿で、岐阜県中津川市の6次産業の「サラダコスモ」を訪問
する。
同社にも危機があった。カイワレ大根がO157の原因かも知れないと報道された。
未だに原因は分かっていないが半分の業者が倒産したという。
その中で、中田社長は「資金が続く限り、給与は下げないし、パート社員を含んで全
員雇用する。だから、みんなで取り組もう!」と挨拶した。

全国に飛ぶ、店頭に立つ等、全社員がまとまり今日がある。

上場会社等のトップがサラリーマン化していると危惧する。
自分が社長の4年と会長の4年、合わせて8年をつつがなくこなすというものだ。
リーマンショック以来、世の中の変化が激しい。ミスをおかさないように8年を過ご
す。大企業もトップ次第で倒産もあり得る厳しい時代を認識して欲しい。

笹尾さんの本を紹介するのは、母性本能からくる優しさを感じるからだ。一貫して社
員を信じきっている。当然、2年間の経験が伝わってくる。
笹尾先輩だが私より、かなり若い。

62歳の修士2年の知野(ちの)進一郎です。

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「東芝の再建 外部から女性のトップを招き、雇用は守って欲しい!」への1件のフィードバック

  1. 知野さん
    私もそのご本からたくさん学びたいです
    本当、坂本ゼミには素晴らしい先輩がたくさんおられます!
    学びの宝庫ですね!
    本田 佳世子