鰻と花火

野口具秋です。

土用の丑の日、
川越の「いちのや」は3時間待ちだった。
180年の歴史を持つ老舗中の老舗だ。
背開きで焼く前にしっかり蒸す。
そのためにふっくらと仕上がり、
通を唸らせる「うな重」になる。
値段は4千円にせまる。
ウナギが大好物のワイフはこの季節、必ず食しに出る。
同じ川越でも「ぽんぽこ亭」。
心密かにステーキの方が…と思っている。
来年は「いちのや」と言っています。

高価なうなぎは社会人になるまで食べた記憶がない。
初めて名古屋で食べた時、あまりにも泥臭くて、
それ以来まったく嫌いになってしまった。
錦3に「ひつまぶし」の「いば昇」でご馳走になった。
チラシ風にお茶漬けで。感動した。
浜松で、福島で、全国あちこち勝負。
「いば昇」ほどの感動に遭遇したことがない。
タイムスリップして、よだれが出てくる。

隅田川花火大会は墨東を代表する
一大ページェントである。
日が高い夕方から錦糸町界隈、
そわそわした浴衣姿の若い女性が両国へ急ぐ。
2万発の夜空の大輪、
96万人の大観衆が夜空を見上げる。
蔵前通り石原のどの路地から花火が見える。
冷えたビール片手に下町名物焼き鳥で
のんびり花火見物としゃれ込む。
過去になっても賑わいが耳にこだまする。

この町・朝霞にも花火はやってきます。
♪よさこいソーラン♪「彩夏祭」に華を添える。
自衛隊の朝霞基地でも市民に提供してくれる。
13万人の小さな町です。
ベランダから豪快な光景が眺められます。
真夏の「よさこいソーラン」。
年毎に大盛り上がりです。
庭先の風物詩、子供の歓声で過ごした夏休み、
線香花火、ねずみ花火、10連発花火、
トンと見かけなくなった気がします。

坂本光司教授 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鰻と花火」への1件のフィードバック