土佐に司牡丹あり

1603年創業、412年の歴史を持つ、高知県高岡郡佐川町の「司牡丹(つかさぼたん)」さん。

土佐・高知の日本酒・清酒として通の酒好きには知られている。

吉田茂も司牡丹を訪れている。

最大のターニングポイントは、戦時中、酒米の生産量が10分の1になり、金魚が泳げるほどの薄い酒という意味の【金魚酒】を出荷する蔵元が相次ぐ中、生産量を落としても、品質は落とさなかった。

これが、天、仏、神に通じた。
品質のこだわり守り切った酒蔵として、酒好きの支持を受けた。

現在は、法政大学大学院、坂本光司ゼミの私、知野の先輩、年は私より一回り若い、宇佐美能基社長の大丸本舗
のサラリーマン時代の同僚だった、竹村昭彦社長が受け継いでいる。坂本教授とゼミ生7名で訪問した。

司牡丹さんの、県外出荷は55パーセント、内、30年前から、20か国に輸出し、3~4パーセント、日本酒は今後、海外の割合が増える予想。
ユニセフの世界無形文化遺産に和食が登録された。

日本酒もチャンスだ。
先日のTVで中国が日本酒を造っていると報じられた。
世界遺産に便乗して金魚酒を想像する。

法政大学大学院、坂本教授の「新産業創出論」で配布された資料によると、
清酒の輸出は、
2003年が 8,269,524リットル、
2008年が12,151,382リットル、
2012年が14,130,554リットル、
2013年が16,202,201リットル、
と、増えている。

我が国の食料受給率は39%。
清酒の輸出が増えても高くなる。

先進国では、食料受給率は低くなると言った方がいたようだが、
2011年で、アメリカ127、カナダ258、ドイツ92、スペイン96、フランス129、イタリア61、オランダ66、スウェーデン71、イギリス72、スイス57、オーストラリア205、韓国41、ノルウェ-48、台湾34である。
食料受給率、フランスで129%ということは、29%輸出しているということだ。
安部政権の新・三本の矢に食料受給率については触れていない。
異常気象が続けば日本人も飢えで死ぬ危機もあるが、日本の安全・安全は高くても買うと言う層がかつての開発途上国で増えている。

司牡丹さんのHPを見ているだけでも楽しくなる。
宇佐美先輩の大丸本舗は愛知県の春日井市に本社がある。
こちらのHPも味がある。「かりんはちみつのど飴」はゼミ生の元NHKアナウンサーも愛用だ。近年、飴職人のお父さんを継ぎたいという若者も増えているようだ。

「司牡丹」、「大丸本舗」さん輸出して我が国の食料受給率を上げる先鋒として期待し紹介する。
「司牡丹」、「大丸本舗」で共にFacebookページがある。
「竹村昭彦」社長はFacebookを愛用している。友達申請をして欲しい。
先週8日の11時前後に坂本先生とゼミ生の視察の模様がリンクシェアされいます。
ビックリやったがやき。

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