二つの墓のミステリー

 劇団水曜日 名古屋のまさです

 私は古代ロマンを探るのが好きで 年に2回ほど友人と奈良歩きをします。
 今回は行き先を変えて 大阪・高槻市の二つの古墳を歩いてきました。

 一つ目の阿武山古墳(あぶやまこふん)は 大阪府茨木市と高槻市の境にある阿武山(標高281.1m)の山腹にある古墳です。
 昭和初期に地下の石室より古代の貴人の埋葬遺体が発掘され 記録や状況などから 被埋葬者は藤原鎌足であるとの説が有力ですが 雑木林の中にあり墓石もなく墓室と書かれた指標があるのみで 「ここが本当に鎌足のお墓?」という感じです。囲われていなければ普通の地面です。

  藤原(中臣)鎌足の墓所?

 二つ目の「今城塚古墳」(いましろづかこふん)は 第26代 継体天皇(けいたいてんのう)の陵墓と考えられ 古墳時代の大王陵としては唯一 淀川流域に築かれた古墳です。
  実は近くにある太田茶臼山古墳(おおたちゃうすやまこふん)も継体天皇の墓と言われており こちらは宮内庁が管理しています。
 どちらが天皇陵か 天皇陵になると宮内庁が管理し 一切発掘調査や見学ができなくなるとのこと。ある意味その方がいいような気もします。もしかしたら ここは全国で唯一 天皇陵に調査が実施されているところかもしれないのです。謎は謎のままが面白いかも・・・
 継体天皇陵と推定される前方後円墳にて  

 歴史を思いはせて見ると興味深く 古代の先人がここで何を考え どのように生活していたのか?
 そして これから何百年後にはどうなっているのか?

 日々の生活に追われる毎日からひと時忘れて ロマンに浸れた一日でした。

 次回の好演は あのダンディな黒崎さんです  ご期待ください!

                                               M2 後藤 吉正

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「二つの墓のミステリー」への1件のフィードバック

  1. 後藤さん
    古代ロマンの奈良歩き、いいですねえ~
    行ってみたいです~
    本田佳世子