「グローバル化」の進展が招く現象について

「国境が消滅し、隣の国が風邪をひくとこちらの国では咳をする。」、「グローバル化」を直接感じざるを得ない見聞をしました。先日、訪問した会社で、実際にあったお話です。

今年11月上旬の深夜2時過ぎ、社長宅のドアフォンが鳴り続けます。社長が、目をこすりながらドアフォンのモニターを見ると、3人の見知らぬ男性。全員、見たことのない人。結構冷静に、モニターの録画ボタンを押しました。いろいろな事を考え、夜が明けるまで、眠れなかったそうです。

翌朝、警察から入電。「お宅の会社のホームページがサイバーテロにあっている。」、夜の3人の訪問者は、刑事でした。慌てて、自社ホームページを確認すると、完全に機能停止状態。

ホームページでの売上構成比の高い当社。今回、警察はじめ周囲の方々の協力と、同社スタッフの不眠不休の働きで、倒産の危機は回避できました。犯行は、国際的サイバーテロリスト集団によるものと判明。

このように、「グローバル化」の進展が招く現象は、地方都市の中小企業が、一夜にして、海の向こうの、見ず知らずの人から、その生活基盤を破壊される怖さを体感しました。

この話から、私の関係する会社でも、想定されるリスクについて、話し合い、書き出し、評価し、対策を立てることを実施しています。これらの作業から、会社の思わぬリスクやチャンスが確認されています。

小生の執筆は今年最後になりました、本ブログを読んでくださっている皆さんに感謝の念をあらわし、本年のお礼に代えさせていただきます。ありがとうございました。

来年も、1人でも多くの人の役に立てることが出来るよう、微力を捧げます。
皆さんの「来年がより光り輝きますように。」お祈りしています。

春木清隆

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