北朝鮮の核実験、サウジとイランの断交、年明け株価５日連続下落など大波乱でスタートした2016年。 以前、小欄でご紹介した三越伊勢丹ホールディングスが、今年の初売りを１月２日から３日に変更した続報です。伊勢丹新宿本店は、売上高が対前年で9％増、三越銀座店は前年並みを確保したとの報道。従業員の待遇改善を目的の施策が、懸念されていた売り上げの減少はなく、一定の成果を上げたことは喜ばしいことです。

今週４日、関係先企業の新春会に参加してまいりました。社員全員とパートさんの一部が参加した集まりは、昨年入社した男女２名の司会で始まりました。社長から年頭所感と今年のスローガン発表。厳かな雰囲気の中、人事異動が公表されます。辞令交付の後、参加者全員が、壇上に立ち、色紙に書いた今年の目標、公私それぞれ２つを大きな声で発表します。一つひとつの発表に大きな拍手が送られ、会場の熱気は高まります。

懇親会に移り、各種表彰で多くの人が表彰され、喜びの笑顔があふれます。賞賛の拍手で会場の感動はさらに高まります。参加したパートさん全員が壇上に上がり、社員から感謝のメッセージと共に花束が贈られます。一人のパートさんのコメントです。「こうして一人ひとりを大切にてくれることを嬉しく思います。今年も心を込めて仕事をしていきます」と。

この事例以外にも、人を大切にする会社が、広まり、深まる出来事を数多く実感した今週でした。起伏の激しいことが予想される今年１年。一人でも多くの人の役に立てることが出来るよう、微力を捧げます。皆さんにもお世話になると思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
　
今年一年、皆さんにとって、素晴らしい年になりますように。

新年の明治神宮にある明治天皇御製は「光といふことを」でした。
人めには　みえぬものから　かがやくは　こころの底の　光なりけり
目に見えるものではありませんが、輝いていると感じるものは、心の中の光です。と解説されています。

春木清隆