「働く幸せ」

「働く幸せ」(WAVE出版)、日本理化科学工業の大山泰弘会長の2009年7月に出版し、先月8刷を迎えた。
6万部突破! 障がい者雇用のバイブルだ。

115Pからの「新たな可能性」で、「障がい者は生まれつきで、治らない」という医学界の通説を覆す内容だ。

『ヒトの教育』(井口潔(医学博士)編著、小学館)によると、
人間が美しいものを見、きれいな音を聴き、やさしいものに触れて、「感じる心」「応える心」を呼び覚ます基礎回路は、3歳ごろには大人の8割ほどに達しているそうです。
ですから、この時期までに絶対的な愛情をかたむけることによって、可能なかぎり、子どもが生来もっている「感じる心の基本」を呼び覚ますことが重要なのだといいます。

読み進むと、さらに注目すべき記述を見つけました。「しいのみ学園」という日本で初めての知的障がい児教育施設を創設された曻地三郎氏の文章です。
なんと、「三歳までの(知的障がいをもった)入園児では約15パーセントが(健常児の)保育園・幼稚園に転出したのに、四歳以上になって入園した児童ではそれが見られなかった」というのです。

3歳までの養育の仕方によっては、障がいの程度が改善される可能性があるということです。そして、このことは健常児においても、子育ては三歳までが勝負という教示を示唆する。と、書いていらっしゃいます。
つまり、障がいのあるなしにかかわらず、3歳までにいかに感じる心を呼び覚ますような経験をさせてあげられるかが、その子の成長を大きく左右するということなのです。

これが「キットパス」の原点だ。「キットパス」はネットやfacebookで検索して欲しい。

キットパスはクレヨンと似たようなもので、チョークのように粉が飛ばない、簡単に消せる、健康に害はない、早稲田大学とコラボで開発したものだ。

子供の好きな絵や字を書いて遊びが終わったら、雑巾等で拭けば後片づけもできるようになる。
ガラス窓、机上に紙を敷いて書けば、はみ出ても心配ない。
私はお風呂用のキットパスを1月16日から使用している。
風呂に入っている時は、突然出てくるアイデア等をメモしている。

要は、生後、可能な限りキットパスを使うと、「感じる心」「応える心」を引き出し、障がいになる可能性を低くすることができる。

大切なことは、教えるお母さんが山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉を知って実践するかだ。

子供がキットパスを使って絵や文字を書いても、「間違っている、この絵おかしい、さっき言ったことなぜできないのか」、等の否定的言葉を使うことは私は障がい児になることもあると思っている。生まれつきだけではないと思っているからた。

1.お母さんが、やってみるね。
2.こうやって書くの、はみ出しても大丈夫よ。
3.じゃ、やって見て。
4.上手、上手、とっても上手、お母さんより上手よ。

もうじき、修士3年の知野進一郎です。

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「「働く幸せ」」への1件のフィードバック

  1. 知野さん
    今日も、こころ温まる投稿を
    ありがとうございます!
    本田 佳世子