春合宿~四国タオル工業組合

2月22から24日まで、坂本ゼミ春合宿で四国へ参りました。ご協力いただきました企業さまへ厚く感謝申し上げます。

 初日に視察させていただいた四国タオル工業組合では、組合員でタオルソムリエでもある吉川裕二さまより、今治タオルプロジェクトについて、大変分かりやすいご講話を頂戴いたしました。

 1990年代以降、中国をはじめアジアから安価なタオル製品が流入する中、今治地域のタオル生産高や製造業者数は減少していきました。
 この衰退を食い止めようと立ち上がったのが、四国タオル工業組合の前理事長でした。その強いリーダーシップで周りを巻き込んでいき、今治商工会議所が主体となり、今治市も連携し、四国経済産業局の支援を受けて、20006年から2009年の4年間、「JAPANブランド育成支援事業」としてプロジェクトが実施されました。

 クリエイティブディレクターには、著名な佐藤可士和氏を迎え、厳格な品質基準をクリアした製品にのみブランドマークを付与する等の、地域ブランド構築に向けたさまざまな取組を実施しました。本物志向の顧客に対し、高級感やこだわりの品質などの高付加価値なタオルを提供してきました。メディアを有効に活用し、高品質タオル製品としてのイメージが消費者に定着して、「今治タオルブランド」は確立されました。

 プロジェクトの成功要因は、強いリーダーシップを発揮するリーダーの存在、佐藤可士和氏との出会い、今治タオルの価値を認めてもらうために最終消費者とのコミュニケーションを重視したこと、早い段階で成功事例を創出できたこと、組合青年部の団結などが挙げられます。

 海外市場の販路開拓のため、海外の展示会にも積極的に出展し、今治タオルのブランド力向上と顧客の拡大に取り組んでいます。今治タオルのやわらかな風合いとナチュラルな品質に対しての高い評価を得ています。
 
 今後は、引き続き海外展示会への出展を行い販路拡大を図ること、メーカー個社のメーカーブランドの育成を図ること、平成24年6月にオープンしたブランドショップの「今治タオル南青山店」を活用しプロモーション活動を実施していくことなどに注力するそうです。

※『JAPANブランド育成支援事業』
中小企業庁の中小企業支援策であり、中小企業の海外販路開拓の実現を図るため、複数の中小企業が協働し、自らが持つ素材や技術等の強み・弱みを踏まえた戦略の策定や、当該戦略に基づいて行う商品の開発や海外見本市への出展等の取組を支援する。

多くの学びに感謝です。M1 本田佳世子

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