経済産業大臣賞 サトーホールディングス株式会社

東証一部上場、社員(従業員)4719名で表彰。

我が母校、法政大学の「田中 優子」総長が社外取締役でもある。
さすが田中総長!見る目が鋭い。表彰が決まってから分かったようだ。
出戻り社員歓迎で、松山社長CEOも出戻りだ。ネットで検索すると外国で修行されているようだ。

HPを参照する。
サトーの経営ルール 要約、1、2、10、11のみ文章を記す。
項目だけ見てもちょっとおかしな会社だ。でも、それは世間評であって、「いい企業」では当たり前のことだ。
大企業でも「いい経営」ができることを証明している。受賞企業スピーチが楽しみだ。

1.本業をはずすな
経営は常に変化し、動いています。現在が良くても、その境遇に安住することなく常に新天地を求めなくては、やがては衰退し倒産してしまいます。しかし、どの方向に展開するかが生死の分かれ目です。それを正しい方向に導く秘訣は、第一に、「事業系列」を極端にはずさないことです。本業をはずすと、今までの事業における人、物、金、情報の経営資源との調和が取れません。第二には、企業理念や基本方針をはずさないことです。サトーは自動認識ソリューションによって世界の正確、省力、省資源に貢献することを基本方針に掲げています。社会貢献を実感できない事業は、たとえ儲かってもやるつもりはありません。

2.人の採用は玉石混交で
企業には色々な人がいて良いと思います。それは「能力の良い悪いは環境によっても変化する」し、「できない人がいるから、できる人がいる」からです。現在の企業環境に100%適合しても、技術や製品、市場などが変化すると力が出せなくなる場合があります。また、エリートと自負する人達だけの集団では同質化し、環境の変化に戸惑い、逆境に苦しむことになりかねません。サトーは出身校、経歴、能力など、程々雑多で、でも皆目の輝いている人々の集合にしておくのがよいのです。

3.虚栄心で入居ビルや社用車を選ぶな
4.派閥も人脈も作るな
5.臭いものに蓋をするな
6.社員は良き者、善なる者として信頼すること
7.部門間で対立したら、責任者を相互に入れ替えること
8.皆国際人たれ
9.驕りや傲慢を敵とし、謙虚と誠意を友とせよ
10.大企業病を極端に警戒せよ
サトーグループが成長していくのであれば、それは正しく世界社会に貢献している証しです。しかし企業の成長は良いことばかりではなく、「大企業病」がいつの間にかはびこるのです。大企業病とは「形式的で、動きが鈍く、無感動な状態」ですから、この病の予防はその逆、「形式にこだわらず、動きを機敏にして、何事にも喜びや悲しみ、嬉しさや口惜しさを表現して行くこと」です。また、その萌芽に気が付いた時点で、皆で指摘し合い、摘み取ってしまいましょう。
11.感動すること
市場開拓や製品開発のような創造的な仕事であれ、事務処理等のルーティンワーク(定型業務)であれ、「感動すること」がよい成果をもたらし、新たな発見を導き出してくれる原動力です。また、周囲の人の共感を呼び、心を動かさなければ協同作業は成立しません。そのためには自分自身が何事にも心豊かに反応しないと、人の心を動かすことはできません。従って、プロとは「感動することが上手な人」と言えるでしょう。

経済産業大臣賞
サトーホールディングス株式会社
東京都目黒区
経営者:代表取締役 松山一雄
主事業:電子プリンターなど各種メカトロ機、ハンドラベラー発明企業
従業員数:1,842名(全体4,719名)
創業・設立:1940年

受賞理由
  1)1940年の創業以来、人を大切にするリストラをしない経営を実践している 
  2)正社員比率87.4%
  3)平均離職率0.9%以下、出戻り社員も歓迎(現社長も出戻り) 
  4)社員一人当たり所定外労働時間5時間から10時間
  5)経常利益は安定的に7~10%
  6)障がいのある社員の11名は重度障がい者
  7)全員参加の経営「三行提報」(毎日全社員が127字以内の提報を直接社長に、
    その内主な50から100通に赤ペンを入れて返す)
  8)正社員数も売上高も過去5年以上増加傾向
  9)公益財団法人「佐藤陽国際奨学財団」アジアの留学生に毎年2億4千万円)
 10)人材ではなく人財と呼ぶ

従業員4,719名(2015年3月31日現在)、東証第一部上場企業であり、四半期決算、利害関係者からの要求など、制約が発生しやすい中でも人を大切にする経営を重視している。
バブル崩壊、リーマンショックの際も、誰一人リストラせず企業を確実に成長させている。
創業者が設立した財団では、アジアの学生に毎年2億4千万円の奨学金の援助を行う他、社会貢献への取り組みにも熱心である。
経済的にも社会的にも高い経営活動を実現できているのは、創業者からの精神であるサトーのこころを社員に徹底できているからである。
127字以内の三行提報による社員からの提案が毎日、松山社長に上がり、その重要な回答を50提案~100提案、赤ペンを入れて返すなど、日々の改革・改善による進化が挙げられる。

「サトーホールデング」さんを含めて18社が表彰される、23日水曜日に法政大学で開催される、第6回「日本でいちばん大切にしたい会社大賞の授賞式はの申し込みは下記からお願いしたい。
懇親会のみ5000円、どなたでも参加できる。
受賞企業の概要、受賞理由も掲載されている。

http://taisetu-taisyo.jimdo.com/ニュースリリース/第6回アワード-ニュースリリース/

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「経済産業大臣賞 サトーホールディングス株式会社」への1件のフィードバック

  1. 坂本光司先生初めましてです。
    自分は日本で大切にしたい会社1から読んでいます。
    ぶっちゃげ、本を読むのは嫌いで、モッテ話してる部分があると思いました。
    たまたま、この本を目にして、1回読んで見ようかと。(笑)
    ちまたでは本を読んだら良くなる、色々勉強になる。とか、そんなん自分全く関心ありませんなでした。中卒であほやし、人からは嫌われるし、いつもネガティブでした。
    今は頑張ってガソリンスタンドの店長してます。
    会社の方針は顧客一番!毎年社訓も変わり、数字、数字の会社です。
    これで会社は良いのかと疑問感じました。
    日本で一番大切にしたい会社読んで、自分会社の方針は変えれませんけど、今の職場の店長なんで、経営者の意識を持ち、今の店を
    社員とその家族を一番大事にしていきたいと思います。
    先生の本を読む前に
    本の名前、日本で一番大切にしたい会社で心打たれました。
    ありがとうございます。
    長々すいませんでした。