働く人に選ばれる会社に

仕事柄、全国の多くの業種の経営者と話す機会がありますが、このところ話題になるのは「人手不足」です。「人手不足」は地域や業種に関係なく大きな経営課題になって来ているようです。最近、ある地方都市の企業が採用に打ち出したコピーは「85歳までの元気な方募集」です。

総務省の調査による生産年齢人口(15歳以上65歳未満の年齢に該当する人口)を見ると1995年の87,261千人をピークに減少に転じています。更に、2030年には2010年比で約1,300万人が減少し、2050年には2010年比で約3,100万人が減少する見通しです。


出典:総務省「ICT超高齢社会構想会議報告書」(国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口(平成24年1月推計)より)

東京商工リサーチが2016年3月.8日に発表した情報によりますと、『2016年2月の「人手不足」関連倒産は前年同月同数の22件だった。これまでも「人手不足」関連倒産を集計してきたが、主に代表者死亡や入院などによる「後継者難」型、経営幹部や社員の退職に起因した「従業員退職」型が中心だった。だが、最近は「求人難」型もみられ、人手不足や人件費高騰は中小企業経営の重要課題になっている』と書かれています。

経営者にとって、働く人に選ばれる会社作り、すなわち「5人の人を大切にする経営」を真剣に学び・実践する環境変化が進んでいます。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆

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