爽やかな季節

野口具秋です。

ベランダ越しに外を眺める。
椎の木や桜の樹が若葉で生い茂り視界を遮ぎられ、
新緑しか目に入ってきません。目に鮮やかで心地いい。

札幌にもソメイヨシノが上陸したそうです。
平年より8日早いのだそうです。
弘前や札幌の花見は5月連休の風物詩だったのに…。
福島・小野町の千年桜、志賀高原の白樺や
カラマツの芽吹きはとっくに始まっているだろうか。

この時代、この歳で生れて初めて携帯を始めた
清水にいる旧友に連絡する。
29歳になるSちゃんが嫁に行く。
生まれつきの心臓奇形で、4~5歳時、
静岡子ども病院で手術を受けた。
僕の勧めに従ったのだ。
友も今の時代ではどうってことないが、40過ぎ、嫁を貰った。
大はしゃぎで、一家4人で、最後の家族旅行に行くと古典的だ。
新居は自宅から歩いて5分ほどの処に。
開いた口が塞がらないのです。

吉田拓郎が70歳を迎えた。
70年代の日本のフォークを不動のものにした偉大なる歌手です。
我々のゼミにも青春忘れられず、
夜毎、ギターを掻き鳴らす御仁がいます。岡野さんです。
彼は80年代の音楽追求派でしょうか。
かく言う僕も超マイナーながらウッドベースを抱えて渋谷公会堂、
当時のサンケイホールなどに立ったこともあったけ。
70年代の頃です。

岡本おさみ(作詞家)を知る人はかなり通です。
拓郎の「旅の宿」
♪浴衣のきみは薄のかんざし 熱燗とっくりの首つまんで♪
森進一「襟裳岬」(作曲・吉田拓朗)
♪北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やし始めてるらしい♪
封書で詩が送られてくる。酒も食事もない関係だったそうです。
姿が見えず、長く不思議に思っていました。
昨年秋、73歳で亡くなっています。

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