真田丸に見る、組織の3要素
大河「真田丸」を観ていて面白い場面がありました。
秀吉が上洛前夜、上洛時の打ち合わせのため、家康を急に訪れる場面です。
秀吉は家康に胸襟を開いて迫ります。
秀吉「うちら二人で手を取り合って天下を治めて、日本国から争いをなくすんじゃ」
⇒共通目的
この言葉を聞いて、家康の目の色が変わり本気になります。天下取りという誘因に誘われ、また争いをなくすという大義に燃えます。家康も胸襟を開き、秀吉が示す上洛時の小芝居をやるのはいいが、シナリオ通りにやれるのか不安だと弱みを見せます。
家康「そんな芝居は苦手じゃのう、緊張してしまうわ」
⇒貢献意欲(協働意欲)
すると主役の信繁が提案します。
信繁「丹田に力を入れて呼吸をすると落ち着いてきます」
⇒コミュニケーション
バーナードは、組織が成立する3要素として
・共通目的
・貢献意欲(協働意欲)
・コミュニケーション
を挙げました。
それが織り込まれた場面でした。三谷脚本は面白いです。
(※台詞は私のうろ覚えでして、正確に放送された台詞ではありません)
M2 本田 佳世子
本田さん
秀吉、家康共に、世のため人のためで一致していたかどうかは疑問ですが、
目的は一致ですね。
知野 進一郎