明治大学の父母会に酔う
法政大大学院 坂本ゼミ 修士2年 根本幸治
子供のPTAや居住地の自治会の集会には、丁重にお断りするのが常だが、
娘の大学入学金の中に父母会費が含まれていたという理由で嫁に引っ張られた。
明治大学・駿河台(御茶ノ水駅)にてマンドリン倶楽部による入学歓迎演奏会に参加した。
キャンパス内の演奏会場は立派な音響施設で、1000席は満席。
海外遠征もこなす元気な学生の素晴らしい2時間の演奏を楽しんだ後、
そのまま真っ直ぐ帰るつもりだったのに、茶話会にも流れで参加してしまった。
立食にて、壁際でおとなしく明治大学専売クッキーをかじっていると、
父母会の皆さんが代わるがわる話しかけてくださる。
父母会への入会は、なかば強制かと思いきや、
全くの自主性で、しかも非常に楽しんで活動されているのにビックリした。
子供が入学するまで明治大学に触れることがなかった親が、
父母会での交流が楽しく、いつのまにか明治大学のファンになっていたという。
大学教職員も熱心で、子供の就職時期には親向けに個別にガイダンスを行い、
大学内で行われる各企業の人事部による就職説明会に参加できるという。
過去の六大学野球では星野仙一投手(中日)、川上憲伸投手(中日)
年末は大学ラグビー、正月は箱根駅伝。
明治大学の毎年の受験生は10万人(全国2位)、現役学生は3万人、父母は6万人。
明治大学の年間収入は370億円。
父母会は連合父母会として、都道府県を単位に57地区に分かれる。
地区ごとにイベントが違う。
墨田区に住む私は東京都東部地区に当たり、近隣区に居住する父母が集まる。
東京は母親よりも父親の比率が高いというのも面白い。飲み会が楽しいらしい。
「阪神タイガースで新人王狙う高山俊(外野手)は昨年のドラフト1位でした」の言葉に魅かれた。
ヤクルト真鍋監督が当選と勘違いし、金本監督が「ビデオ判定でホームラン!」と喜んだ事件。
今年の野球部は星野(1968年)、川上(1997年)以来の投手主将、柳裕也、絶対的エース。
明大スポーツ新聞(全編カラー写真)の記事によると、5年ぶり日本一の可能性が高いという。
なので、5月14(土)15(日)の明早戦は神宮球場に駆け付けることになってしまった。
ワセコン(早稲田に入試で落ちたコンプレックス)の明治が勝利への執念を燃やす一戦。
現役の法政大大学院生が紫紺に染まるのか? そういえば・・・
我が母校の同志社大学(京都)のスクールカラーも紫(ロイヤルパープル)なのよね。
根本さん
良きパパぶりが、ほほえましいです!
父母会楽しんでください。
本田 佳世子