水輪(すいりん)

今週は、長野県飯綱高原にあるいのちの森水輪(すいりん)で、気功の師が開催する合宿に参加してきました。長野駅から車で30分、飯綱高原にある水輪(すいりん)の運営母体は財団法人いのちの森財団です。いのちの森財団が運営している法人は、公益財団法人いのちの森文化財団・株式会社水輪ナチュラルファーム・有限会社グリーンオアシス・いのちの森クリニックがあります。

これらの法人がやっていることは、宿泊、滞在施設運営・自然農園・森のレストラン・各種セラピー・セミナー開催・クリニック・通信販売・障がい者就労などです。

この水輪の誕生の経緯を同所HPよりご紹介します。
1975年4月3日、ひとり娘のさおりが重い脳障害を持って生まれた日から私たちは、自分たちが味わった苦しみや悲しみ、そしてさおりがこの世に生まれてきたことの意味が解らず大きな絶望の中にありました。私たちの人生はこの現実を理解するための学びの日々であったように思います。
当時、私たちは社会の制度や医療技術の改革、そしてボランティアや援助の体制を整えることに奔走していました。しかしその活動の中で、社会の制度が変わり、医療技術が向上し、どんなにお金があっても人間は真の平安を得ることは出来ないのだと心底感じ、それまでの生活に終止符をうち標高1100メートルの飯綱山麓に居を移したのが1980年の秋です。
早穂理庵と名付けた小さな家での生活は、わずかばかりの玄米と野菜、みそ汁といった粗末な食事ながらも心は平安でした。
 私たちは飯綱での生活を通して、さおりがこの世に生まれ、存在する意味を本当に知ることができたのです。さおりを通して学ばされた、一人への愛から始まったいのちへの目覚めは、みんなと共に高め合いたいという大きな愛の目覚めに変わっていきました(以上、引用)

この水輪を、2010年の気功合宿で利用して以来、毎年のように利用しています。新鮮な空気と雄大な大自然、有機無農薬の自家農園で採れたての野菜を使った手作りの美味しい料理、自然素材の部屋。ここに数時間いるだけで心身ともに癒されます。働いている人たちの多くは、障がいをもつ若者たち。直向きに生きる彼(彼女)らの話を聴くと自然と涙がこぼれてきます。今回もすっかりとリフレッシュして戻ってまいりました。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆

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