「利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか」坂本 光司 (著)

一昨日発売された法政大学大学院 坂本光司教授の最新刊「利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか」坂本 光司 (著)価格: ¥ 1,296
ポーター、ランチェスターといった経営理論の王道から強烈に外れた、真の日本式会社経営ノウハウ46を大公開! !
刺激的だ。

イギリスのランチェスターのお墓に6回行かれた福岡市の竹田陽一先生の解説を引用する。
竹田先生と栢野さんの本が「アマゾンのカリスマバイヤー」と言われた「あの」「土井英司」さんの最新刊に掲載されている。
ランチェスターが製作した車は愛知県長久手市にある「トヨタ博物館」に保存されている。見たいという声が高まれば展示もあると思う。
なお、欧米ではランチェスターの法則は利用されていないというより知られていないようだ。日本だけと言って良い。

フレデリック・W・ランチェスター (1868年~1946年)

フレデリック・W・ランチェスターは、1914年7月28日、第1次世界大戦が勃発したのを契機に、戦闘における力関係はどのようにして決まるかについて考え、およそ2カ月後の10月2日に科学雑誌に法則を発表しました。

第1法則。攻撃力=兵力数×武器性能(質)
第2法則。攻撃力=兵力数2×武器性能(質)

まずはじめは第1法則から解説します。

第1法則。攻撃力=兵力数×武器性能(質)
 第1法則の攻撃力は、兵力数×武器性能(質)で表わされます。
 もし双方の武器性能と兵士の技能に変わりがなければ、攻撃力は兵力数に比例することになります。
第1法則は、まず刀や槍など戦闘できる範囲が狭い兵器を使い、次は双方が接近し、しかも1対1で戦ったときだけ成立します。そのため第1法則のことを「接近戦、一騎打戦の法則」と呼んでいます。
しかし兵力数が少ない方が、兵力数が多い方から「包囲」されるとこうはなりません。兵力数が多い軍から包囲されて、皆殺しされる恐れもあります。
 兵力数が少ない方が包囲されないためには山の険しい所や森が深い所など、大軍が行動しにくい所を戦場に選ぶ必要があります。これは「特別大事な条件」になります。

法則を考えたランチェスターは「山が険しくて深い谷間を進軍する1000名の兵士は、3人の敵兵によって行く手が阻まれる」と説明しています。

 日本では1500年頃、国内は各地で戦争が起きていました。戦国時代初期から中期の武器は槍が中心になっていました。槍の戦いは、兵士が槍を構えて平行線上に並びます。そのあと合図とともに敵をめがけてドーと走っていき、体当たりをする状態でぶつかります。そのため槍の戦いを「体当たり戦」とも呼んでいます。

こういう状態で100人と60人が戦った場合、60人側が全滅したとき100人側も60人が死亡するので、損害の出方は「1対1」になります。

次に、200人と60人が同じような戦いをした場合、60人が全滅したとき200人側もやはり60人が死亡するので、損害の出方は「1対1」になります。これを効率でみると「1.0」になります。

検証。日本の戦国時代の戦いを調べてみると裏切りや奇襲攻撃を受けた場合を除くと、初期兵力数の差に関係なく、双方の戦死者の数はほぼ同数になっています。ヨーロッパでも中世と呼ばれる時代は何回となく戦争が行なわれていたので、データを調べるとほぼ同じようになっているはずです。

次は第2法則です。

第2法則。攻撃力=兵力数2×武器性能(質)

 第2法則の攻撃力は、兵力数2×武器性能(質)で表わされます。

もし双方の武器性能と兵士の技能に差がなければ、攻撃力は兵士の数の2乗に比例することになります。

第2法則は、まずライフル銃や機関銃など射程距離が長い兵器を使い、次は双方が離れて戦ったときだけ成立します。2乗になる根拠は「確率の法則」が成立するからです。そのため第2法則のことを「間隔戦、確率戦の法則」と呼んでいます。射程距離が長い兵器を効果的に使うには、平地で見通しが良い所を戦場に選ぶ必要があります。

 ではなぜ双方の力関係が2乗比になるか「5人と2人」の兵士が川を挟み、ライフル銃で撃ち合った場合で考えてみましょう。

 5人側は2人の敵兵から攻撃を受けます。このとき5人の中の誰が狙われるかの確率は「5分の1」になります。5分の1の攻撃を2人から受けるので、5人側の計算上の損害は5分の2になります。

 次に2人側も相手から攻撃を受けますが、2人の中のどちらが狙われるかの確率は「2分の1」になります。2分の1の攻撃を5人から受けるので、2人側の計算上の損害量は2分の5になります。分母を調整すると双方の損害量は、「10分の4対10分の25」になります。両方に10をかけて分母を消すと、双方の損害量は「4対25」になります。攻撃力はこの反対になるので、5人側の攻撃力は「25」になり、2人側の攻撃力は「4」になります。このように双方の本当の力関係は2乗比になるのです。

小学校で勉強が嫌いになるのが分数からといわれるように、中にはこの段階で早くも解らなくなった人もいるでしょうが、今説明したものをレポート用紙に書いたあと、ゆっくり考えると次第に解ってくるはずです。

明日は、ドラッカーを取り上げます。

以下は、一昨日と昨日と同じです。
これを見たたげで読みたいと思われた方は多いと思います。

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まだまだ日本には学ぶべき企業がヤマのようにある!

目次

第1章 よい経営の本質とは
成功法則01 会社の〝成長エンジン〟は人以外にあり得ない
成功法則02 どんな人でも環境さえ整えば立派に育つ
成功法則03 自社の成長のため、外部の経営資源を積極的に活用する
成功法則04 できる人にもできない人にも、平等にチャンスを与える
成功法則05 真の強者は弱者に優しいことを常に忘れない
成功法則06 学歴の「高い、低い」と、仕事の「できる、できない」を切り離す
成功法則07 会社経営の優先順位をきちんと見極める
成功法則08 社員を大切にする会社は、景気の波にも決して左右されない
成功法則09 社員の気持ちを常にくみ取る場・空気をつくる
成功法則10 親族経営の成否は、ブレーンと“帝王学”で決まる
成功法則11 いい会社はいい理念を持ち、かつ、それが社員に浸透している
この章のまとめ

第2章 人を幸せにする会社経営
成功法則12 「幸せ軸」を主軸にすれば、業績もブレることなく安定して高くなる
成功法則13 「人に感謝される、喜ばれる」意味を、とことんまで考え抜く
成功法則14 人はお金や休みを与えておけば満足するわけではない
成功法則15 大家族主義の会社は「社員満足度」が極めて高い
成功法則16 規模が小さいことを業績悪の言い訳にしない
成功法則17 小さい組織ならではの長所をしっかり把握する
成功法則18 経営者1人の力には限界があるという現実としっかり向き合う
この章のまとめ

第3章 よい会社の社長・社員が実践していること
成功法則19 言葉を直接伝えることを大切にする
成功法則20 使う側・使われる側という考え方をしない
成功法則21 社長、上司への不信感こそ、社員のやる気減退の最大要因となる
成功法則22 「自利」よりも「利他」に重きを置くと、会社の「敵」は減り、「ファン」が増える
成功法則23 人生は1回きりなのだから、何より自分の時間を大切に働く
成功法則24 従業員の幸せが、お客様の幸せにつながる
成功法則25 コミュニケーションの輪を限定しない
成功法則26 理想的な自尊自立状態の実現を目指し、〝非価格競争力〟をとことん磨き上げる
成功法則27 自分が得意とすることを惜しみなく伝える
この章のまとめ

第4章 やってはいけない企業活動
成功法則28 会社の規模や業績での競争には決して参加しない
成功法則29 ベテランも若手も平等に評価できる「年功序列制」を積極的に活用する
成功法則30 自分のところだけ儲かる商売は絶対に長続きしない
成功法則31 値下げやオマケは不毛であり、本当のサービスとは考えない
成功法則32 提供するサービスに限界を設定しない
成功法則33 極上のサービスは臨機応変さに表れる
成功法則34 市場シェアやランキングにまどわされない
成功法則35 ブラック企業との縁を、公私問わず徹底的に切る
成功法則36 常に「自然」「正しい」を決断のモノサシとする
この章のまとめ

第5章 真に強くて儲かる会社のつくり方
成功法則37 常に自社の「内部環境」と「外部環境」を見直していく
成功法則38 組織を活性化させる起爆剤を足下に探す
成功法則39 ちょっとした気づきを、社内改革の第一歩に結びつける
成功法則40 アイデアとチャンスの神様は、足を使った人にほほえむ
成功法則41 「地産地消」の経営こそが会社を強くする
成功法則42 ビジネスのアイデア探しは「不の解消」から始めてみる
成功法則43 地域密着型の営業こそが、ビジネスの幅を広げる源となる
成功法則44 オンリーワンはモノマネから始まる
成功法則45 社員に対する年間10万円の教育費、5%の教育時間を惜しまない
成功法則46 社長と社員が一丸となって、組織本来の「掛け算の経営」を目指す この章のまとめ

一昨日、29日発売「利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか」
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