社会人大学院の良さ等

長文です。
社会人大学院の良さ等を紹介させていただく。

坂本ゼミの母体の法政大学大学院 政策創造研究科の3回目の願書の提出は11月25日、最終は12月23日だ。坂本教授だけでなく素敵な女性教授も昨年から加わり素晴らしい教授陣だ。
法政大学大学院の他の研究科、他の大学院も素晴らしい教授陣だと思う。社会人の経験を生かし、世のため人のために行動して欲しい。

昨日、2月に「カンブリア宮殿」で紹介された、「たこ満」さんが最近開設した静岡県掛川市の「掛川森林公園 アトリエ」に行った。玄関前に二宮尊徳像が置かれている。オープンと同時に創ったものだ。
法政大学大学院 坂本光司ゼミの数名の希望者による浜松市の“ユニバーサル農園”の「京丸園」さんの視察があり、私はアポイントが先送りになったので、前日の夜、申し込んで初めて視察した。

最初だけ、京丸園の視察経験がある地元の「ヤマウチ」の山内忠之元ゼミ長が参加して同園が創っている寿司屋のにぎりネタとなっている「姫ねぎ」や豚しゃぶには美味しい「姫ちんげん」等がなぜ、非価格で売れるかもポイントになると言われ進化した部分も胸に修め帰られた。

先輩からのアドバイスが生きた。今回の参加者は1、2年生しかいないので、3年生の私が静岡新聞社から出版した「逆風を追い風に変えた企業」の中に卒業した原口佐知子さんが執筆しているものをスキャンして事前に見るようにメールをした。社会人大学院に限らず、どのゼミにもあると思うが、先輩からのアドバイスは的確だ。

「掛川森林公園 アトリエ」か「たこ満」で検索すると周辺の地図が掲載されているので、その地図を参考にして行って欲しい。ナビの電話番号を入力すると掛川市役所方面に行ってしまう。これは解決するようだ。
ここの自然食ビュッフェスタイルレストランの食事がメチャクチャ美味しい。何人かの障がい者が働いているが分からないと思う。坂本ゼミの初代ゼミ長、たこ満のご主人を支えている平松きよ子さんが障がい者雇用を目的に開設し二人のプロの料理人、障がい者、女性社員・スタッフが抜群の味を出している。加えて、極上のおもてなしサービスがお客様の笑顔に表れている。

家族同志の団らんの笑顔が幸せにつながると願いを込めて創業した和・洋を問わずお菓子屋さん、レストランも多い。営業時間は11時から15時40分で予約しても難しいのが分かっていたので、朝の時点で後輩にはメールをしたが具体的な指示でなく(笑い、参加者だけには分かるが明日以降この意味を紹介する)、電話をしたのは正午過ぎ、たまたま空席があった。ラッキー。

法政大学大学院、坂本光司教授とフコクしんらい生命さん、ゼミ生が執筆した先月15日に商業界から出版した「さらば価格競争」を深堀した本日発売の「商業界」と、29日に出版した坂本教授著の最新刊の「利益を追わなくなると、なぜ、会社は儲かるのか」を紹介する。

最新刊、アマゾンでは「ポーター、ランチェスターといった経営理論の王道から強烈に外れた、真の日本式会社経営ノウハウ46を大公開! !」と刺激的なフレーズを付けているが教授の本には書いていない。出版社のアマゾンのコメントは当たっている、教授はこう書いている。
40Pでは、成功法則07「会社経営の優先順位をきちんと見極める」の中で、「会社経営の目的は会社に関係するすべて(の)、が抜けている)人を幸せにすること」です。「業績を高める、シェアやランクを高める、あるいはライバル企業に打ち勝つというのは、目的を達成するための手段であって目的ではありません。」これは口やペンで一貫している。

経営学の教授なので、ポーターやランチェスター、、も知り尽くしている。知り尽くし、中小企業の現場を観ると例外が1割あり、その共通点をまとめると62Pからの成功法則12「「幸せ軸」を主軸にすれば、業績もブレることなく安定して高くなる」の63Pで1割のブレない会社の経営者の皆さんは「会社とは何か」とあれこれ悩み模索した結果、「人を幸せにし満足させることだ」という答えを導き出したのだと思います。とある。

ポーターは一昨日、ランチェスターは昨日ポイントを紹介したが、ドラッカーは2005年に亡くなる1年半前に女性のイーダスハイム伝記作家を呼んで、何回かのドラッカーの取材と共にGEのジャックウェルチ等も取材し、彼女が1冊の本にまとめ出版している。日本のドラッカーの第一人者の上田敦生先生にも取材があった。

ハイムさんのまとめも含めて、上田先生はドラッカーのマネジメントには以下の三つの役割があると定義しています。「自らの組織に特有の使命を果たす」「仕事を通じて働く人たちを生かす」「社会の問題について貢献する」。
また、顧客満足=CSと従業員満足=ESの二つが両立できてこそ、、。人を大切にすることと、業績をあげることとの間にどんな関係があるかは分かりません。しかしそんなことは産業心理学者たちが研究すればいい。ただ、そういうことが事実として実際に起こった。それだけでないかとドラッカーはいうのです。

ドラッカーは企業の目的の定義はただひとつ「顧客を創造すること」にあると主張します。顧客の創造とは、お客に求められているものを創造すること。、、。上田先生はこんなことを口とペンで何回か伝えている。今回は「もしドラの岩崎夏海さん」も出演された2011年に放映された「NHK100分de名著」のテキストから引用させていただいた。

坂本教授、「会社経営の目的は、会社に関係するすべての人を幸せにすること」
ドラッカー、「企業の目的は、顧客を創造すること」
この違いは大きい。目的と手段を間違えるケースは日常茶飯事だ。

一昨日、ポーターを紹介した時に、埼玉県のせんべいで有名な草加市のYサポートの「山元証、あかし」社長から同じではないかと質問をいただいた。流石と思った。63歳の私とほぼ同年で同じような道を歩まれた方で、3回目の法政大学大学院政策創造研究科、坂本光司教授の入学試験予定の方だ。ちょっとしたコメントで分かったようだ。

坂本教授、本日発売の商業界の20Pでは価格競争が「三方よし」で成立する前提には二つの背景がある。一つは、社会全体が右肩上がりで、供給が追いつかない程需要があり、、。もう一つは、アジア諸国に消費者が満足するような商品を開発する力がない場合だ。、、。

アメリカは人口が増えて経済が依然として伸び続けている。ポーターやドラッカーの考え方もまだ、通用するのだ。アメリカの最大の輸入国は中国だが、中国人だけ(あえて。だけとした)で創れる技術も相当、進化してていることも銘記しておきたい。

日本は右肩上がりは平成バブルまでで終わっている。価値観を転換しないといけないのだ。
ポーター、ランチェスター、ドラッカーの良さも折りを見て紹介する。

坂本教授、69歳半ば、7500社を超えたが、あすは博多で講演だが午前中は佐賀県の有田で企業視察がある。静岡県焼津市のご自宅からの日帰りだ。多分、送り迎えは素敵な奥様だと思う。

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