4社に魅せられて~ふくしま~

私は今年の坂本ゼミで、福島県の企業4社をプレゼンしたり記事に書いたりしました。
世界一薄いシルク(妖精の羽根、フェアリーフェザー)を開発した齋栄織物さん(福島市)。
震災の翌日にはプロパンガスを復旧させ、地元新聞に40年前の恩返しと題する全面広告を出して、地元に残り地域を支える宣言をしたアポロガスさん(福島市)。
薄皮饅頭でおなじみで、「子供の夢の青い窓」「朝茶会」といった社会貢献活動も行う柏屋さん(郡山市)。
会津藩の指定保養所を継承し、会津文化を伝えている東山温泉旅館の向瀧(むかいたき)さん(会津若松市)。
4社とも震災を経験し、くぐり抜けて、起き上がり小法師のように、復活して輝きました。

震災直後、齋栄織物さんはフェアリーフェザーシルク開発に成功して、ジョルジオアルマーニに採用されたり、舞台衣装や異分野の市場も開拓しました。最近、小池都知事からも絶賛されました。

アポロガスさんは、福島高校の生徒を励まそうと太宰府天満宮の梅の移植プロジェクトに取り掛かり成功させました。

柏屋さんは、北海道の銘菓処の六花亭さんが、風評被害で苦しむ柏屋さんのために、5月の連休に自分の商品を下げて柏屋さんの商品を並べて売るという、児童詩誌を教え伝えた友情の販売支援活動が嬉しく力をもらったと感謝していました。そしてもちろん復活に成功。

向瀧さんも2011年4月は対前年比10%の売上で一時は廃業も考えたものの、常連客の応援付き物販の申し込みなどで力を得て、2011年度の決算は対前年売上を91%に抑えられ、さらに次の2012年度は120%、2013年度は135%と伸ばし、復興のシンボルとしてその名をとどろかせました。また病気のため29歳で亡くなった将棋棋士、村山聖九段の生涯を描いた「聖(さとし)の青春」が全国公開されましたが、対局シーンは向瀧の「はなれの間」で撮影されました。

私がお金持ちだったら、この4社をオムニバス形式で映画にして「ふくしまの企業の底力」をテーマの作品を撮りたいものです(笑)。春から今まで、4社を記事にしたりプレゼンの準備は、感動して泣きながら行っていました。そのくらい、ドラマがあったのです。いわきのスパリゾートハワイアンズが「フラガール」という映画になりましたが、4社にもドラマがあって、私に宝クジが当たったら映画にしたいです(笑)。

最近、経営学でもレジリエンス(復活力、逆境力)をよく目にするようになりました。4社が私に教えてくれたのは、まさにレジリエンストと、その根底に流れるのは、地域を想う心、人を大切に思う心、人を愛する心でした。4社から触発されて私も自分と向き合い、成長のきっかけを頂きました。4社に心からの感謝をこめて。
本田佳世子

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