利他の精神で生きる
いつもありがとうございます。秋の紅葉から冬景色へと移ろい、寒さもぐっと本格的になってきましたが、皆さまお変わりありませんか。
きょうは3人の子どもたちについて書きます。手前味噌で恐縮ですが、私が生まれてきたのは、この子たちに会うためだったのでは、というほど、私には勿体無いくらい、素直な子どもたちです。「あなたにとって一番大切なものは?」と聞かれたら、間違いなく「子どもたち」と答えます。母親になって初めて、それまで気付かなかった、多くの尊いことを気付かせてもらっています。
12月8日、高校3年生の長男が空のお弁当箱を持ち帰って言いました。「お母さん、きょうまで6年間お弁当を作ってくれて、ありがとうございました。最後のお弁当もおいしかったよ」と。その時は「高校最後のお弁当だったね、お母さんこそ、ありがとう」とサラッと言いましたが、後で涙がこみ上げてきました。
節目のひとこと、わが子ながら、いつもきちんと声に出して伝えてくれてうれしいです。
先月は夕食後の洗い物を手伝ってくれながら、中学3年の長女が言いました。
「ああ、お母さんが、お母さんで良かった。こんな風になんでも話せるお母さんって、いないみたいだよ。みんな、うるさいとか面倒くさいって言ってるから不思議。お母さんっていいのにね。いつも優しい気持ちで受け止めてくれてありがとう」
11月9日、9歳のお誕生日会の日に「お母さん、世界一大好きだよ。ぼくはお母さんが死んだら、ぼくも死んでしまう。だから、100歳になっても、シワくちゃになっても、ずっとずっと長生きしてね」と小学3年の次男。
子どもたちからのそんな言葉の一つ一つが私の宝物です。何を犠牲にしても構わないと思えるほど、大切な存在です。信頼し、いつも応援してくれる夫にも心から感謝。神様にも、両親にも、周囲にも感謝しています。
人生80年とするならば、もうすでに人生の折り返し地点です。この先は、恩返しや恩送りをしていきたいと改めて思っています。どう生きるべきか、何をして社会貢献すべきか。命の使い道、時間の使い方、利他の精神でありたいものだと考えています。
皆さんも健やかに、心穏やかな1日をお過ごしください。
福満景子
福満さん
お母さんの素敵な投稿です。
知野 進一郎