高齢者専門の人材派遣業のパイオニア「高齢社」
60歳以上の高齢者を企業などに派遣するパイオニア的な企業である(株)高齢社(東京・緒形憲社長)。
創業17年目を迎え、順調な成長・発展を続けている。登録スタッフ62位んの平均年齢は69歳。仕事の経験や実績が豊富な人たちにいかに納得して働いてもらうか。就労先であるクライアント企業にいかに満足してもらうか・・・。そのための工夫が、高齢社のマネジメントの随所にみられる。
「人は宝であり、仕事で人に頼られることは生きがいだと思います。最高齢の82歳の方も、倉庫で機器の搬入、搬出などをはつらつとされています。派遣社員の皆さんがチャレンジ精神旺盛で、一生懸命に仕事をしています。顧客企業様から、『この人と仕事をしたい』『絶対にこのひとを現場へ一緒に行きたい』という、ありがたいご指名をいただくことがあります」
面談を経て登録(無料)はしたものの、就労先が見つからない人もいる。経験や技能、資格などが生きる案件がその時期にないこともある。就労条件(勤務地・勤務日)が合わないときもある。
派遣社員とのさまざまな会合や会議、懇親会に参加し、彼らとじかに接してきた緒形社長が強調するのが、この言葉である。「就労先が早くみつかり、長く働くことができるためには、会社員の時の役職にこだわらず、心を平らにすることができるか否か。そこが、大きな分岐点をなります」
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