「カクト・ロコ」さん、浜松市北区都田町、自然豊かだ

法政大学大学院 坂本光司教授の15日月曜日の静岡サテライトキャンパスの「中小企業論」は教室を出て浜松市内の3社を視察した。

坂本教授、久々の訪問だ。
「カクト・ロコ」さん、浜松市北区都田町、自然豊かだ。
全国の多くのホームセンター等で販売されているサポテン等の観葉植物は同社で育てられたものが多いようだ。
カフェもある。

野末ご夫婦、創業当時は下請けの悲哀を味わった。
下請けは値段を自分で決められない。
取引先次第だ。

下請けの悲哀から脱出し、価格を決められると徐々に軌道に乗り、現在は女性を主に社員、スタッフは100名を超えている。

こんな話を聞いた。
3人目の障がい者は25歳の青年で、昔お嬢さんだった方が母性心で子育ての経験を生かし障がい者を支援したそうだ。
褒められることもあり、彼は、サボテンの鉢に入れる土のプロになっている。顔つきがガラリ変わりイキイキしたという。
野末夫婦、土が命だと言う。
単純作業で根気がいる。どうも障がい者の方が潜在能(脳)力を出しそうだ。

一昨年、岐阜県本巣市(岐阜市の隣)の「LFC」さんを「人に大切にする経営学会」で視察した時に、同社の井上剛典社長がこんな話をした。

障がい者を確か3名、同時に採用して途方に暮れたが、昔のお嬢さんと高齢の男性が特長を生かしたと話していた。
障がい者をすると昔お嬢さんだった方が、母性心で子育ての経験を生かし障がい者を支援したと言います。
高齢者の男性は社内・グループの最後の決断・指示をします。
女性は小さい頃から他の女性より秀でたり劣ることを嫌い決断を進んではやらない傾向にあります。

坂本教授、21世紀の働き手の主役は「障がい者」、「女性」、「高齢者」と言う。
ヒントにして欲しい。

カクト・ロコさん近々、同じ都田町内に移転します。同じ敷地面積のようです。

人に優しい「都田建設(ショールーム)」さんも近くにあります。

坂本教授、次の企業を参考にと挙げた。
野末夫婦に参考になる。

「和合園」 千葉県香取市
「シュシュ」 長崎県大村市
「ステップワン」 静岡県御殿場市
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」 東京都渋谷区

「京丸園」 静岡県浜松市
昨年、鈴木社長とお会いした時に、「苗を育てるのは障がい者では難しい」と言われたので、「障がい者こそ、素晴らしい苗ほ創ると思います」とお話しさせていただいた。

他に、一社を紹介したい。
「青葉仁会」 奈良市
近くの山で1時間置きに動画がネットでアップされるので人が集まっていると言う。
都田もスポットを創れば賑わう。
1社だけの時代ではない、地域全体での発想が必要だ。

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