「味」も「人」

「味」も「人」。

今週、久しぶりに愛知県一宮市の「あさくま」に入った。
13時過ぎだったがほぼ満員だった。

10年前の状態だったら無くなっていた会社だ。
破天荒経営者の「森下」、ここにあり、現在はあさくまの社長は別の方だが、森下さんからは、味も人であるということを思う。
2015年8月に「カンブリア宮殿」に登場し、自宅近くの「あさくま」で賑わいと味を確認していた。

HPから、
“ベンチャー魂”で業界トップシェアに!波乱万丈の経営者・森下篤史
飲食店の開業を志す人たちにとって欠かせない店がある。
それが厨房機器販売のテンポスバスターズだ。
中古はもちろん、新品まで、開業に必要なものなら何でも揃う店なのだが、驚くのは、その価格にある。
テンポスを利用すれば、通常400~500万円かかると言われる開業費用が、およそ半額で済むという。
しかも、ただ単に厨房機器を買うだけでなく、開業の支援サービスまで受けられるのだ。
そんな至れり尽くせりの店だから、業績も右肩上がりに推移してきた。
このテンポスバスターズを創業したのが、凄腕経営者・森下篤史だ。

静岡大学に通っていた森下は、卒業後、電気機器メーカーに入社する。
いわゆる普通のサラリーマン人生を歩んでいた。
しかし、36歳の時に一念発起し、食器洗浄機の販売会社を設立する。
当初は、順調だったが、すぐに売り上げは頭打ち。
そこで森下は、事業の幅を広げようと、回転寿司や英会話学校などの事業に手を出した。
しかし、その全てが相次ぎ失敗に終わる。
そんな失意の森下に、転機が訪れる。それこそ何気なく見ていたテレビ番組のリサイクル会社の特集だったという。
普通のサラリーマンから業界トップ企業へと転身を遂げた森下の決断と隠された驚きのヒストリーを通して、森下流の仕事術に迫る!

森下流 ユニーク人事システム

テンポスの社内を覗いてみると…なぜか高齢の社員があちらこちらに。実は、テンポスには定年が無い。
事実、60歳以上の社員が全体の1/3を占めている。
実は、森下が立ち上げたテンポスにはユニークな人事制度が目白押しだ。
社員が上司を通さずに、自分の行きたい部署・店舗の管理者に電話しOKが出れば、異動できる「フリーエージェント制度」や欲しい他部署の社員をスカウトできる「ドラフト制」などプロ野球のような仕組みまであるという。

そんなユニーク制度を導入した背景には、森下の「自分の人生は自分で決めるもの」という信念がある。
さらに、森下は、通常の会社では考えられない驚くべき人事制度まで導入していた!
それが4年に1度行われる「社長のイス争奪戦」。森下は、テンポスで“社長”を選挙で決める仕組みまで導入していたのだ。
常識に捉われない森下の働き方に対する考えを徹底取材した!

倒産寸前の飲食店を再建!社員の“やる気”を引き出す再生術

テンポスバスターズを創業し、拡大してきた森下が今、一番注力しているのが飲食店プロデュース業務にある。
名古屋を拠点に拡大してきた「ステーキのあさくま」。
一時、180億円の売り上げを誇ったレストランチェーンだが、無理な出店と激しい競争の中で、縮小の一途を辿り、年商は1/6近くにまで落ち込んでいた。
そこで森下は、テンポスで培った飲食店経営のノウハウと社員のやる気を引き出す人事制度を導入し「あさくま」の再建に乗り出したのだ。
飲食店の再生に乗り出した森下の驚き再生術に迫る!

ゲストプロフィール
森下 篤史
1947年静岡県生まれ
1971年静岡大学教育学部 卒業
1971年東京電機(現・東芝テック)静岡支店 入社
1983年KyoDo設立(食器洗浄機の製造

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です