「人を大切にする経営学会」の次の催し物は8月1日(火)の大阪市だ

先月の23日に県立広島大学で開催された「人を大切にする経営学会」の中国支部設立フォ-ラムが「日本経済新聞」に続いて「中国新聞」にも掲載された。
参加していただいた方は最終190名で最後まで席を立たず、半分の方が懇親会にも参加していただいた。改めて感謝をしたい。

「人を大切にする経営学会」の次の催し物は8月1日(火)の大阪市だ。
坂本教授が70歳で来年3月に退官されるので、講演回数は少なくなるので、どうも10名以上を超える方がおっかけをしているようだ。
教授、自分の講演が終わったら、最前列で最後まで聞き、懇親会まで参加する。翌日の予定で中座する場合はご容赦いただきたい。
今回の会場は、三和建設さんの会場だ。
地下鉄御堂筋の西中島南方駅、梅田から新大阪へ向かう時に新大阪より一つ前で終点になる駅だ。
何度かなぜもう一駅伸ばさないだろうかと疑問を感じた方も多いだろう。その駅から徒歩9分だ。

「三和建設」さん、「ツマガリ」さん、「ベル」さん、いずれも今年3月に表彰された「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業だ。
今年の受賞企業を紹介した際、森本社長(三和建設)、奥社長(ベル)のFacebookでの反応は異常だった。
大阪交通局の事情はあるのだろうが、地元経済の経営者が新大阪まで運転するパワーを発揮して欲しい。

坂本教授、静岡県焼津市が自宅で最寄り駅が藤枝で、新幹線は静岡にもっと停車させろと新聞等で主張している。
停車時間ものぞみ通過で10分ほど、考えもんだ。
静岡県の経済にも影響を与えるからだ。1時間に1本はひかりは浜松と静岡等で停まるが、のぞみも1時間に1-2本は静岡か浜松に停めて良いと思う。
東京駅で名古屋までの私より近いのに、私の方が早く着く場合が有る名古屋駅から自宅までは50分かかる。

日時:8月1日(火)13:30から;17:00
◆人を大切にする経営学会 関西支部第3回例会◆
場所:人を大切にする経営学会関西支部(三和建設株式会社内)
   大阪府大阪市淀川区木川西2丁目2番5号
   阪急十三駅下車 徒歩7分/地下鉄御堂筋線 西中島南方駅 徒歩9分

内容:
【講演1】 13:40-14:30「利益が上がれば必ずしもいい会社とは言えない」
      法政大学大学院 教授 坂本 光司氏

【講演2】 14:45-15:35「今でも変わらず守り続けている3つの教え」
      ケーキハウス ツマガリ 製菓技術者 津曲 孝氏

【講演3】 15:40-16:30「社員は選んだ家族・日本一の感動企業を目指す」
      株式会社ベル 代表取締役 奥 斗志雄氏

【その他】16:30-16:50 質疑応答(17:00終了)

参加費: 会員・学生  無料
      会員以外   1,000円  
     懇親会参加費 3,000円

◆懇親会◆
日 時: 2017年8月1日(火)17:30-19:30 
会 場: 近隣のお店での開催を予定しております 
参加費: 3,000円
 
◆申込み方法◆

下記URLからお申し込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S8597646/

ベルさん、奥社長の苦労、優しさは大賞受賞企業を紹介したので改めて紹介する。

東大阪市の受賞企業。「ベル」さん。
やはり、起業7年目に、売上4割を失う倒産の危機。
下請けからの脱却、ターニングポイント。

創業して7年目の事でした。下請けながらも、ビルメンテナンス事業で確実に成長させて頂いてました。
しかし、2000年に売上げの4割を占めていたところの仕事が、突然なくなったことがありました。仕事の質が悪くてなくなったのではありません。
バブル崩壊後、お客様の経営改革により大手生命保険会社、大手家電メーカーのお客様は、研修センターや所有物件など次々に売却され、とある銀行様にいたっては、他行との合併でその銀行そのものがなくなってしまいました。
下請けであるために、契約解除の情報も直前にならないと分からず悪夢であってほしと願いましたが、現実の出来事でした。

危機に陥ると、いかに会社を存続させるかばかりが頭を悩ませます。
マスコミなどで、倒産を苦に経営者の自殺の話題など目にしたことがありましたが、脳裏に浮かぶのは他人ごとではなく、自分の事でした。
人は、未来が開けてないと、前向きに生きる力が湧いてこないのですね。
そのうち、会社の存在価値とは何だろうか。
何のために経営しているのだろうと自分をギリギリまで追い込んでいました。
そんな時、社員さんは仕事がないので洗車したり、倉庫の整理をしたりして、いつも早く終わってテーブルで雑談していました。
皆に聞きました、「会社大変なんやけど、どうしたらいいやろー?」と、情けない話ですが、どこかで頼る思いがあったのでしょうね。

ところが、社員は「社長なら何とかしてくれますよ」と言うのです。
言葉を受けた私は、「はぁ~、よくそんな気楽な事をいってくれるなぁ」と一瞬思いましたが、
社員は、全く疑い無く社長の私を絶対的に信頼してくれていたのです。
しかし、私は全くそのような思いに応える余裕もなく、確実に迫りくる「倒産の恐怖」に苦しみ、震え上がっておりました。
実績と信用の積み重ねで、コツコツと積み上げ手に入れた仕事と売上の代わりは、簡単に見つかるはずもありません。どう考えても、できない理由しか見つかりませんでした。

そして、そんなある日、帰宅して幼い息子を抱いた時、ふっとスイッチが変わったのです。
家族、社員を幸せにするために頑張って来た、お客様に本物のサービスを提供したい。
家族や社員や関わる人すべてを幸せにするために独立したのではなかったか。
それが目的であり、自分の使命なのだと気づきました。

よく考えると今までの業績は悪くなかったので、借り入れはできる。
返済する自信が無いから、震えていたが、命がけだとまだまだできることはある。
どうせ、命がけでやるなら理想とする会社を創ろうと決心したのです。

順次、受賞企業を紹介します。
受賞企業のHPやネットで調べて、表彰式に臨んでいただければ幸いです。

審査委員会特別賞
企業名:株式会社ベル
所在地:大阪府東大阪市吉田下島14-7
業種 :清掃管理、 衛生管理、 レンタル事業、 リフォーム、 警備業務、 鳩対策施工サービス
社員数:168
設立 :1992年
受賞理由:
1)愛と感動のビルメンテナンスをキーワードにした人を大切にした経営を実施している。
2)社員持ち株制度の導入。教育訓練は、勤務時間10%程度かけている。
3)転職的離職率が実質ゼロである。

商業界から出版した「さらぱ価格競争」にも紹介されている。
奥社長のFacebookには250のいいねとコメントが軽く140を超えた。

私(知野 進一郎)が参加するかとの問い合わせをいつも以上にいただいた。参加し学ばせていただく。
懇親会は予定があるので、参加できないがというメッセージをいただいた。
ランチを一緒にと返答させていただいたが、坂本教授と同じでその企業への訪問を考えている。
会場からのその素晴らしい企業への所用時間を見ている。

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