坂本光司著「経営者の手帳」 61~65/100

61,
企業に日常的に付加価値をもたらしてくれるのは、顧客である。
したがって、企業の組織図は「ピラミッド型」ではなく、「逆ピラミッド型」にすべきである。
上司の仕事は、メンバーを支援すること。この観点からいえば、日常的に顧客に接し、企業に最も多くの付加価値をもたらす一般社員こそ組織図のいちばん上に位置づけ、社長はいちばん下に位置づけるべきである。つまり、逆ピラミッド型の組織である。

62、
中小企業には、決してやってはいけない3つの競争がある。
第一は価格競争、第二は品揃え競争、第三は内部の社員間の過当競争である。

63,
経営者が重視すべきは、5つの財務指標である。
第一は自己資本比率、第二は売上高売上高経常利益率、第三は利益生産性、第四は売上高対研究開発比率、第五は売上高人財確保・育成経費率である。

64、
損益計算書は、”5人”が経営者に与えた唯一の通信簿である。

65、
マネジメントの問題の大半は、外ではなく内にある。

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