のんでくなんしょ~ふくしまの酒、全国新酒鑑評会 金賞受賞数7年連続日本一
全国新酒鑑評会は、日本酒の銘柄が分からないように「目隠し方式」で日本酒の品格を審査したところ、福島県が7年連続で金賞銘柄数が日本一の快挙を遂げました。その勝因を報道記事にメンタル面も加味して、私なりに考えてみました。
「目的一番、目標二番」…酒造関係者らは東京電力福島第1原発事故の風評を払拭する切り札として連続日本一を目指してきたそうです。「目的」は風評被害払拭。「目標」である金賞受賞7連覇は、目的を達成するマイルストーンとなります。強い目的意識が、凄い力を引き出したのではないかと思います。
「うちらがやらねば誰がやる」…平成12年からの7年連続日本一は、県民にとって大きな希望、誇りとなってきました。自分の蔵のためだけでなく、喜んでくれる県民のためにも、絶対、勝つ。勝って、福島の日本酒の安全性と高品質を世界にアピールする、という強い勝利者意識があると思います。
「優れたメンターがいる」…県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの鈴木賢二さんはじめ指導陣の盤石な支えがある。何人かの蔵元が鈴木さんを日本酒の「神様」と呼ぶのを耳にしました。福島県の酒造りを改革した方と聞いています。清酒アカデミーでは、受賞蔵元のメンバーほとんどが学び、科学的数値に基づいた技術と判断力を養成する、人財育成の仕組みが確立しています。
「切磋琢磨する仲間たちがいる」…福島県の酒造りを底上げするため、各蔵の門外不出だった技術を包み隠さず開示しシェアし合うなど、チームが運命共同体にまで高まっています。
「内堀知事はじめ行政や、酒造組合会長の強いリーダーシップ、金融機関、県民、そして県外からの応援」…蔵元を取り巻く大家族主義的な熱い応援団の存在は勇気百倍と思われます。以上です。
日本橋ふくしま館ミデッテでふくしまのお酒を求めて、お祝いすっぺ。県外にいて感動と力をもらいました、感謝、感謝です。 (人を大切にする経営学会 東北支部 本田佳世子)
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