3%を切った市場で果敢に挑戦する若者がいる!
3%を切った市場で果敢に挑戦する若者かいる!
ファクトリエ 山田 敏夫
かつては我が国の基幹産業だった衣料品の国産比率は3%を切っている。
衣料品の職人の伝統を探しまくり、衣料品に生きがいを目指す若者まで惹きつける男がいる。
36歳の「ファクトリエ」の「山田 敏夫」社長だ。
7月23日に浜松市で開催された「静岡県中小企業経営革新フォ-ラム21」で講演をした。
2016年4月7日のカンブリア宮殿にも登場したので視聴した方も多いと思う。
昨年2018年11月に日経BP社から「ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こした服に革命」を出版している。
山田は挑戦 失敗 挑戦 失敗 挑戦の連続で「服」革命が一段落して次に挑戦する時にNHKの「逆転人生」にも登場しそうだ。
日本の伝統が苦しんでいる。若者の挑戦を期待したい。山田の本を参考にして欲しい。
価格競争をすると安さ競走になり、私の叔父が興した靴下製造会社も長男が中国等の安さに抵抗して一時は通販の目玉商品を持つに至ったが10年ほど前に廃業した。賢明な選択だった。
山田は中間と商社や問屋を入れずに「値段」と「初回の生産量」を工場に決めさせ、取り分は工場とファクトリエが半々としている。価格決定権があるので工場の社長、職人がやる気を出す。
「人を大切にする経営学会」の坂本光司会長と大学院時代の坂本ゼミに入学以来、日本全国の会社を300社以上訪問している。時々、海外の憧れのブランドを作っているがブランドイメ-ジが壊れるので公にできない会社がある。しかし、ファクトリエを通して自社ブランドで販売できるので職人にはやり甲斐がある。
長年、坂本会長が提唱している「経営の目的は、社員とその家族を第一に関連する全ての人々を幸せにする」をメチャクチャ実践している。
売上とかシェアを気にしていたらなり立たないビジネスモデルだ。
非価格競争を選択するのは19%しかない。(「さらば価格競争」)
「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎
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