人財塾卒業から1年を経て
人財塾1期生の小林です。
早いもので、人財塾卒業から10カ月がたちました。
塾生の皆さまと学んだ1年間は、私にとってかけがえのない財産となり、本当に貴重な1年間だったと振り返っています。送り出してくれた自社に対しても、感謝の気持ちは尽きません。
毎月一度、2日にわたって講義を受講しましたが、質・量ともに自身の能力・キャパをはるかに超えるような学びがあり、ついていくのに精一杯でした。しかし、1年経って日常業務に傾注している中で、人財塾での学びや経験がふと思い出され、貴重な道標や指針になっていることが多いと感じています。
人財塾の諸活動の中では、調査研究委員会に所属し、書籍出版に携われたことも良い経験・思い出です。訪問企業の確認作業や、進捗管理に関与させて頂きました。私自身も良い会社を3社訪問し、それが本に掲載されたときは本当に感激しました。商業界から出版された「ニッポン子育てしやすい会社 ~人を大切にする会社は社員の子どもの数が多い~」です。日本全国51社のよい会社が掲載されていますので、未読の方は是非ご一読ください。
さて、最近業務にてびっくりすることが起きました。1年前に産休を取得していた女性社員が会社に復帰したのです。そして、私の課に配属されました。1年前に出版に関わった内容がそのまま職場の現実となり、正直驚きました。学習や経験というものは、どこで役立つか、本当に分からないものだと実感しました。
彼女は、保育園に送り迎えをしながら、家でも育児・家事をしながらの勤務になるのですが、さくら住宅では初めてのケースなので、試行錯誤を重ねながら、手探りで一歩一歩進んでいくような感じです。
彼女は営業職で、週5日、朝9時から夕方4時までの勤務体系です。そして子育てのため土日がお休みです。リフォームの営業は、(お客様との打ち合わせの関係で)土日は基本的には出勤なので、当初は営業活動に支障が出ないか心配しましたが、全くの杞憂に終わりました。と言うのは、水曜日は営業職がお休みになっていたので、その手薄な水曜日をカバーしてもらうことができたからです。また、給湯器が壊れたなどという急ぎの案件を対応してもらったりと、復帰直後からとても活躍してくれています。
しかし、やはりお子さんが急に熱を出したり、体調を崩したりと、予期せぬことも起こります。これからも、試行錯誤を繰り返しながら、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。本の出版に関与して思ったことは、子育てしやすい良い会社には、「思いやりの精神」と「密なコミュニケーション」が醸成されていることです。これからも、この本を指針にしながら、人財塾での学びを活かし、良い職場を作っていきたいと思います。
人を大切にする経営人財塾 1期生
株式会社さくら住宅 小林久祉
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