No121記憶に残る経営者の言葉㉑ 千房株式会社(大阪府大阪市;飲食業)中井政嗣代表取締役会長
中井会長はお好み焼き店を全国にチェーン展開する千房株式会社の創業者です。
“厳しさには耐えられるが、寂しさには耐えられない”
中井氏は1945年奈良県生まれ。中学校の卒業式翌日、父に連れられ大阪の乾物屋に丁稚奉公として働き始めます。そのときに父がくれた500円札1枚が全財産でした。ほどなく父は病気で亡くなってしまいます。
現代社会は利己主義が増えた。“今だけ、ここだけ、お金だけ、自分だけ”
“経済とは経世済民。数字や効率は経済ではない。世をおさめて民を救うことにある”
近年、中井会長は犯罪を犯した若者を更正させるための活動を行っています。
同社は過去38名もの採用をしているだけでなく、多くの企業に働きかけて、地域や社会が連携してその輪を広げる活動をしています。
どんな企業も社会的な存在ですが、千房株式会社のように社会のために自ら進んで開拓者となり新しいことに取り組む姿勢はもっと注目していかなければならないと感じました。
以前に投稿した記事は 千房株式会社 記念講演【番外No77人を大切にする経営学会 全国大会より2019/9/7】 このブログ内を検索してご参照ください。
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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