No140記憶に残る経営者の言葉40 さんびる(島根県松江市;ビルメンテナンス・清掃業)田中正彦社長
今回は2013年3月の「第3回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」にて審査委員会特別賞を受賞された『株式会社さんびる』田中正彦社長の記憶に残る言葉をご紹介させていただきます。2018年2月に坂本ゼミ春合宿視察先として訪問させていただきました。
田中社長は『人』に関して、植物の成長に例えて “根っこの話”をしてくれました。今も記憶にあります。
「種を植えるとどうなりますか?」
「芽が出る→葉が出る→花が咲く→実がなる→枯れる」という会場の答えに対して、
「田中社長から忘れていることは?」と問いかけがありました。
「根が出る、が最初!」一同納得。
この見えない部分が大切だというお話です。
経営者であっても社員であっても、見えない部分の存在を考え、意識することで親や先祖、命への感謝、ご縁やご恩など、今いる自分が生かされていることに思いを繋げることの重要性を強調されました。
そして根が大きくなれば、人として大きく成長でき、人生も豊かになるのです。
大地があって花は育つ。環境が人を育てる。人は環境とは切っても切り離せないのでしょう。
田中社長はこのような思いの中で、人づくりを実践されているのだと学びました。経営とはまさに人財育成業です。
以前に投稿した記事は 株式会社さんびる【No15いい会社視察2018/2/16】このブログ内を検索してご参照ください。
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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