マイケルサンデル教授の新刊

マイケルサンデル教授の新刊

先月、ハーバード大学の哲学者「マイケル・サンデル」教授の新刊「実力も運のうち 能力主義は正義か?」が早川書房から出版された。

少々硬い本であるが名著であり、多くの人々に一読を薦めたい。

詳細は本を読んでいただきたいが、サンデル教授が言いたいことは、いわゆるエリートと言われる人々が求めている能力主義は「正義ではない」という内容である。そのわけを極めて明快に述べるとともに、不平等社会をもたらしている能力主義こそ、社会の分断を加速・拡大していると苦言を呈している。

 筆者はかねてより能力主義型人事制度・実力主義型人事制度ではなく、年功序列型人事制度を推奨している一人であるが、共感する内容が多い書物である。

その意味は、本書を一読すれば、よくわかる。

                          (ピンチヒッター)

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