No166記憶に残る経営者の言葉66 武蔵境自動車教習所(東京都武蔵野市;自動車教習業務)高橋勇会長
今回は2012年10月に坂本ゼミの視察先としてご訪問した『株式会社武蔵境自動車教習所』さんから、当日お話を伺った高橋勇会長の記憶に残る言葉です。
社長になって初めに社員へ伝えたことは“自動車学校はいずれなくなる”ということだったと言います。
創業1960年頃のモータリゼーションの時代には、免許を求めて多くの人が教習所へ来てくれた時代でした。“朝4時に並んで予約をしている人もいた”そうです。
●経営理念について
“ある勉強会で会社には理念が必要だと学んだことがきかっけで、人生をかけて追求できる経営理念を1年かけてつくった”
“経営者と社員は表面的なつながりではだめで、毎朝の朝礼で経営理念を手をつないで唱和する”
“社員を信じるためにも、さらに理念を共有することが必要だ”
“理念を作ったことで自身の考えもぶれずに楽になった”
●地域貢献
1990年から実施しているサマーフェスティバル。近隣の住民を中心に10,000~15,000人の集客があり、毎年楽しみにしている地域の住民がたくさんいます。
“社員の目を外に向けたかった”というお話が印象的でした。
今世界の産業構造は大きく変革しています。その中でも自動車業界の将来はどうなるのでしょうか。『共尊共栄』という経営理念とともに歩んできた武蔵境自動車教習所が、これからどのように事業転換を図っていくか楽しみでなりません。
以前に投稿した記事は 武蔵境自動車教習所【No91いい会社視察2012/10/27】 です。このブログ内を検索してご参照ください。
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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