ルーツを求めて
今年の大河ドラマ「晴天を衝け」の放映が終わりました。渋沢栄一氏の生涯が比較的リアルに描かれていたと思いますが、まさに今の日本の混乱期に通ずる者を感じられた方も多くいらしたのではないでしょうか。
渋沢栄一氏の活躍していた頃は、私にとっては曾祖父が活躍していた時代でした。
私は、父方の曾祖父山田力蔵(初代)は、明治24年に埼玉県所沢で山田呉服店を創業しました。山田呉服店は、当時日用雑貨も取り扱う店舗で、東京の五大呉服店と同じ店から仕入れをしていたと言われています。
母方の曾祖父八木橋本次郎(初代)は、明治30年6月に熊谷に呉服・太物商「八木橋」を創業しました。
いずれの時代も渋沢栄一氏が活躍した時代であり、渋沢栄一氏の生家である深谷の近く、藍染めの家業と繋がりのある呉服屋ということで、どちらの曾祖父も渋沢栄一氏と会っていた可能性があります。
熊谷ロータリークラブ会報(令和2年第6号)には、「渋沢栄一氏、松本真平氏、八木橋本次郎氏らの活躍により、熊谷を中心とする県北部は経済・金融の両面で埼玉県をリードしてきました。」と書かれています。
渋沢栄一氏が生きた時代に、父方、母方の両曾祖父は共に呉服屋という実業を行っていたということは誇りに感じると共に、私の中にも商人としての血が流れていることをうれしく思います。
明日から2022年となります。世界も日本もウイルスや経済不安で大きく揺れ動く中にいますが、明治時代を生き抜いてきた私たちの祖先の情熱と信念を我が身に置き換え、新たな時代を迎えたいと思います。
今年最後のブログとなりました。本年もありがとうございました。
(学会 常任理事 弁護士 山田勝彦)
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