神田明神 経営者を惹きつける仕掛け

神田明神はJR東京駅から総武線で2駅目の御茶ノ水駅で降りて徒歩5分、江戸総鎮守として東京のど真ん中に存在します。

初詣の3日間で参拝者は30万人と境内は立錐の余地がありません。特筆すべきは会社の経営者・従業員が非常に多い事です。東京証券取引所が近いこともあり投資家も多い。江戸三大祭の神田祭を行う神社であり、神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧築地市場など108の街界の氏神であるゆえです。

神田明神が経営者を惹きつける理由のひとつは、常若の文化です。

伝統は不変ではなく常に変化する。                              柔軟で創造性にあふれた文化であり続ける。                                伝統を守り常に進化する。

具体的な行動は・・・                                    秋葉原文化体験としてメイド文化の紹介イベント                        日本初の大規模SRC神社建築(鉄骨鉄筋コンクリート構造)                   クラウドファンディングによる神田明神オンライン博物館の開館

コロナ対応の新規事業だけで以下の通りです。

• 電子マネーsuica決済 (平成30年12月~コロナ以前)
• 正月会社参拝のオンライン決済 (令和2年1月~)
• 例祭・大祓等神事のYouTube動画配信 (令和2年5月~)
• Nintendo Switch「あつまれ どうぶつの森」 (令和2年8月)
• オンライン授与所・祈祷木札郵送フオーム (令和2年10月~)
• 授与品の自動頒布機(24時間対応) (令和2年10月~)
• お賽銭(j-coin)              (令和3年1月)
• 授与所カード決済             (令和3年1月~)
• 正月繁忙期の授与品モバイルオーダー    (令和3年1月~)
• クラウドファンディング          (令和3年7月)
• EDOCCO倶楽部アプリ           (令和4年1月)

清水宮司は優しい温和な口調で話されます。                                   「これからの神社は、伝統をアップロードし創造する場になります。それが常若の文化です」

次回、そんな神田明神の歴史について触れてみます。                     (人を大切にする経営学会会員:根本幸治)

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