秋山木工 親孝行の心得

(有)秋山木工は横浜市にある注文家具を製造販売する企業です。加えて世間から注目されているのが「一流の人育て」です。

平成5年(2023年)の丁稚採用において、丸坊主の方針をやめるとのことです。秋山利輝社長は、社会の変化を鑑みての方針変更だと説明されました。筆者には驚きの方針転換です(笑)。親への感謝があれば、丸坊主である必要がないということです。

秋山社長が言う一流の職人とは、感謝でき、人に気遣いでき、人の気持ちを考えられ、素直にやらせていただきますと言える職人です。

よく、未来を見渡せとか、あなたの将来ビジョンは何と問われます。学生は就活において一生懸命に自分の将来や社会の未来について考えます。

しかし、秋山社長と話していて、自分の過去や自分のご先祖様を意識して見ようとしない者が、未来が見えるわけがないということに気付きます。授かった命を使って如何に成すか、その将来の答えは血縁から引き継いだ思いや念にあるのではないでしょうか?

日本人らしい生き方                                     なぜ日本の企業は長寿なのか                                 なぜ天皇は126代も続いているのか                               なぜ日本人は無意識に神社で手を合わせるのか

秋山社長は力強く言います。「79歳になり、これからも日本を1ミリでも良くしたい」        秋山木工の作品には、一流の職人の日本人としてのプライドが埋め込まれています。       (人を大切にする経営学会会員:根本幸治)                                     

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