障碍者から見た私は障碍者
経営人財塾第5期で学ばせていただきましたエコ建築考房の堀江です。
弊社は愛知、岐阜県で国産の自然素材にこだわり、住む人が健やかに暮らせる家づくりをしている工務店です。
第11回「日本で一番大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞を受賞させていただきました。その後は社員も建築現場の近所の方から『受賞されたのですね!すごいですね!いい会社ですね』と声をかけられるようになりました。スタッフも身をもって受賞を実感できております。
私は経営人財塾でたくさんのことを学ばせていただきました。
その中で最も自分の中で大きな変化があったのは「障碍者」についてです。私は恥ずかしい話ですがいつも大変だな~。大変そうだな。と思っていても手を差し伸べることはありませんでした。講義を受ける中で先生方皆様が障碍者雇用についてお話ししていただけます。いい会社はそういうことをやろうとするんだな。とおもっていました。
坂本先生から言われた一言で私は自分が間違っていたことに気が付きます。先生は『障碍者の方からすればあなた方健常者が障碍者だ!』『誰が好んで生んだり生まれたりしたのでしょうか?たまたま障碍者として生まれてきたのですから健常者で生まれたら障碍者の助けをするのは使命です』その後、障碍者雇用をされている経営者様の講義では塾生からの質問の時に『仕事をしてもらうことは大変だと思うんですが…』と聞かれた際に『大変ですか?一緒じゃないでしょうか?癖のある方スタッフにみえませんか?』とおっしゃられました。これもまた衝撃的な言葉でした。これは今まで私が勝手に障碍者との関係に線を引いて差別していました。5期生にはその障碍者の方が納税できるよう教育をされている本当にすごい方もみえます。
自分はとても恥ずかしい考え方でした。今では自分や周りの健常者の方が障碍者の方とどうやって共存するか?をどこまで考えるか?で障碍者の方が抱えている居心地の悪い社会がどんどん良くなっていくはずと考えお声がけするようにしています。
一年間学んできて私は経営者のこういう会社にしたいという本気とそういう会社に変わりたいと思うスタッフがいて初めていい会社になると思いました。経営者じゃない自分が多くのスタッフや関係者に人を大切にする経営を実践していくことでいい会社づくりにつながると思っています。
人財塾5期生・株式会社エコ建築考房・堀江 省吾
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